台湾・台南市、抗日武装蜂起の古戦場調査終える  今後関連書籍を出版へ

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(台南中央社)南部・台南市政府文化局は1日、日本統治時代の1895(明治28)年に起きた抗日武装蜂起「乙未戦争」(台湾平定作戦)に関する市内の古戦場や史跡の調査を終えたと発表した。今後は関連の書籍を出版する他、ポッドキャストの番組を制作する予定だ。

調査は文化局が台南市文化協会に委託し、塩水や新営、北門、学甲など市内各地で古戦場の実地調査や高齢者へのインタビューを実施した。

日本軍は5月に北部の澳底に上陸した後、北部や中部で地元の抗日勢力と激しい戦闘を繰り広げながらも9月初旬に兵力を増強して3方面から台南を取り囲み、10月初旬には台南の北側を流れる急水渓や曽文渓流域に進軍。清朝末期の軍人、劉永福率いる黒旗軍や地元自衛団らと交戦した。

同局は今回の調査の結果、古戦場跡地や戦死者の遺骨が埋葬された場所には14の廟(びょう)が建てられた他、碑文や横額などを通じて台湾人が直面した運命や最後の抵抗の様子などが記されていることが分かったとしている。

同局の陳修程代理局長は、台南が台湾で最も早い時期に開発された都市であることに触れ、祖先の奮闘の歴史を理解できると語った。

(張栄祥/編集:齊藤啓介)