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DB11後継? 全面的にアップグレード

アストン マーティンは、DB11の後継となる新型車の開発を勧めている。そのプロトタイプと思われる車両が欧州で目撃された。

【画像】アストン マーティンDB11後継、中身を一新【プロトタイプと現行モデルを写真で比較】 全57枚

厳重にカモフラージュが施されているが、昨年8月に公開されたアストン マーティンDBR22に近い形状のフロントエンドから、その素性がうかがえる。


アストン マーティンDB11の後継と思われる、公道でテスト走行中のプロトタイプ    AUTOCAR

現行のDB11は2016年に発売されたが、新型では内外装ともに徹底的に改良されると期待されている。

同社のローレンス・ストロール会長は以前、新型車はエンジン、トランスミッション、サスペンションをアップグレードし、さらにインテリアも一新して、「オールニュー(全く新しいクルマ)」に近いものになると語っていた。

「3年前の技術で、どうして15万ポンド(約2400万円)で売れるアストン マーティンが作れるでしょうか?」

ストロール会長は昨年初め、DB11が採用しているメルセデス・ベンツ由来のトラックパッドシステムについて、そう疑問を投げかけた。メルセデス・ベンツとの契約では、メルセデスのモデルで3年間使用された後でなければ、その技術を使用できないことになっている。会長によれば、「前の経営陣が合意した愚かなこと」だという。

新型車にはタッチスクリーンの新しいインフォテインメント・システムが搭載され、「わたし達の顔と声、正しい英語のアクセント」によってメルセデスのシステムと差別化を図るとのこと。

パワートレインは内燃機関を継承か

V8およびV12エンジンは、どちらも大幅改良の対象となる可能性が高い。最近公開されたDBS 770アルティメットでは、V12はターボ圧向上と点火系の調整により最高出力を770psまで引き上げられた。

アストン マーティンのプロダクト&マーケティング責任者アレックス・ロング氏は、V12は「ブランドの代名詞」であり、「顧客との感情的なつながりがある」とAUTOCARに語っている。


アストン マーティンDB11の後継と思われる、公道でテスト走行中のプロトタイプ    AUTOCAR

V8については、新型メルセデスAMG SL 63の「M177」が採用されると思われる。SL 63では最高出力585ps、最大トルク81.5kg-mの性能を秘めている。参考までに、現行のDB11のV8は535psと68.8kg-mを発生させる。

今回目撃されたプロトタイプは、現行モデルより10mm広い305mm幅のリアタイヤを装着しており、大幅なパワーアップをほのめかしている。

小型のヴァンテージも、近いうちに同様のアップグレードを受ける予定だ。一方、DBSは、限定生産の770アルティメットの499台(クーペ300台、コンバーチブル199台)を最後に生産終了となる。

DB11の新型は、今年後半に正式デビューする見込みだ。