沖縄開催のブレイキン世界大会 中国が台湾代表の国旗振りに不満、試合放棄

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(台北中央社)沖縄県で3日に開かれたブレイキンの世界大会「バトル・オブ・ザ・イヤー」で、台湾代表が大会中に中華民国国旗を振ったのを理由に中国代表が試合をボイコットしていたことが9日、分かった。台湾代表チームの関係者が中央社の取材に明らかにした。

台湾代表として出場した中部・台中のダンスチーム、ハンタイ・ユニティー(亨泰霹靂舞団)の徐立剛団長によれば、試合当日の正午にリハーサルを終えた後、主催者と中国チームの代表から声を掛けられ、試合中に国旗を振らないよう求められた。徐さんは、台湾は2004年から同大会に出場して毎年国旗を振ってきたものの、これまで中国から注文を付けられたことはなかったと話し、なぜ今年だけ異なる状況になったのか理解できないと率直な心境を打ち明けた。そのため、徐さんは話し合い中、かたくなな態度を示したという。

同大会は民間開催の商業的大会に当たるため、台湾を「チャイニーズタイペイ」として出場させる「五輪モデル」の制限を受けるべきではないとの考えから、徐さんは当初の計画通りに行うことにした。中国は台湾代表との話し合いが物別れに終わったことから、試合の放棄を決めた。

徐さんによれば、ブレイキンが24年のパリ五輪の追加競技に採用されて以降、世界の各大会で台湾の出場名義が「チャイニーズタイペイ」に変えられているという。

徐さんは、試合当日に中国側が主催者側との協議を繰り返し求めたため、選手の心境とリズムに大きな影響があったと明かし、この部分が最も悲しいことだったと話した。

(龍柏安/編集:名切千絵)