旧日本軍残した宝を探し…崖崩れ誘発の市民に約220万円の賠償命令/台湾

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(高雄中央社)適切な排水対策を施さずに土地を掘削し、その後現場周辺で崖崩れが起きたとして、国防部(国防省)軍備局が市民3人に98万2300台湾元(約440万円)の賠償を求めた訴訟の判決で、台湾高雄地方法院(地裁)はこのほど、3人に49万1150元(約220万円)の支払いを命じた。

2018年7月、連日の大雨により南部・高雄市寿山にある住宅裏の崖が崩れた。その後の調べで、現場付近では同年4月、旧日本軍が残した宝が埋まっているとして市民3人が掘削を行っていたことが発覚。3人は崖崩れについて、連日の雨や岩石の風化などによって発生したとし、作業と直接の関係はないと主張していた。

高雄地裁は、3人は財政部(財務省)国有財産署に対し、掘削に関する計画書を提出して許可を得ていたものの、計画や関連の法律に順守した掘削を行わなかった他、排水対策を施さず、工事後も原状回復をしなかったと指摘。軍備局も雨季の到来前に原状回復を行ったかの確認を怠ったとして、双方が責任を負うべきだとした。

(洪学広/編集:齊藤啓介)