噴水修繕で石像見つかる 日本統治時代の金太郎像か=花蓮市公所

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(台北中央社)東部・花蓮市でこのほど、噴水の修繕工事中に台座の下から石像が見つかった。街に住む高齢者によれば、日本統治時代の金太郎像だという。魏嘉賢市長は取材陣に対し、専門家らの考えを尊重し、保存に向け働き掛ける考えを示した。

金太郎がこいを抱いている姿に見える石像。日本統治時代の1934年ごろ、花蓮の観光を発展させようと、旧駅前に噴水を作った際、金太郎像が設置されたと地元では伝えられている。

2006年、旧駅の廃止で衰退した同地を再び盛り上げようと当時の市長が新たに噴水を建てた。地元民や観光客に親しまれていたが、ポンプが度々故障していたのに加え経年劣化も見られたことから、修繕工事が始まった。

同地でフィールドワークを10年余り重ねてきた歴史研究家の黄家栄さんは、地元の高齢者たちは口をそろえて、日本統治時代の金太郎像が噴水広場に埋まっていると話していたと説明。工事が始まると知り、気にかけるよう工事関係者に声を掛けていたら、先月末、本当に出てきたと興奮した様子で語った。

ただ、石像が金太郎像ではないと指摘する専門家もいるという。少年がこいを抱いた石像で豊かさの象徴として作られたという考えで、詳しい鑑定が待たれる。

魏市長は、今月末で任期を終えるため、新市長に引き継ぐとし、市の窓口や専門家の話し合いを通じ適切な方法で保存できることに期待を寄せた。

(李先鳳/編集:楊千慧)