先制ゴールを決め、喜ぶモロッコ代表【写真:ロイター】

写真拡大

カタールW杯、グループリーグでモロッコが“下剋上”

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は27日、グループリーグF組のベルギーモロッコ戦が行われ、世界ランク22位のモロッコが同2位のベルギーに2-0で勝利。格上相手に大きな勝ち点3を奪った。格上相手の金星が目立つ今大会で、また“下剋上”が起きた。

 モロッコは前半アディショナルタイム(AT)、ツィエクが右サイドからのFKで直接ゴールネットを揺らしたが、味方のオフサイド判定で取り消しに。それでも0-0の後半28分、左サイドからのFKをサビリが右足で蹴ると、ゴールに吸い込まれて遂に先制点を奪った。

 さらに後半AT、アブクラルが勝利を決定づけるゴールをゲット。グループリーグ8連勝中で、アザール、クルトワ、デブライネら世界的名手を揃えるベルギーを相手に、見事な勝利。モロッコは1998年のフランス大会以来、24年ぶりのW杯1勝となった。

 今大会はグループリーグでサウジアラビアが世界3位のアルゼンチンを2-1で撃破。また日本も格上ドイツを相手に2-1の逆転勝利をおさめ、大金星で世界を驚かせていた。モロッコは勝ち点4として、F組暫定首位に浮上した。

(THE ANSWER編集部)