広大な国土の中国では、物流におけるトラック輸送の役割が大きく、長距離トラックのドライバーが3000万人以上いるといわれる。かつては多くのドライバーが日系メーカーのトラックに乗っていたが、今では中国を走るトラックの多くが中国車になっている。(イメージ写真提供:123RF)

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 広大な国土の中国では、物流におけるトラック輸送の役割が大きく、長距離トラックのドライバーが3000万人以上いるといわれる。かつては多くのドライバーが日系メーカーのトラックに乗っていたが、今では中国を走るトラックの多くが中国車になっている。

 中国メディアの百家号はこのほど、日系トラックが少なくなった理由を分析する記事を掲載した。シェアを落としたとはいえ、日系トラックには中国ブランドに勝る点があるとも伝えている。

 まず記事は、中国のトラックドライバーにとって日系トラックは「信頼性が高く、燃費が良く、安全性が高い」というイメージだと紹介した。しかし、品質が高い分、価格も高いため、安い中国ブランドにシェアを奪われたと分析した。また、日本以上に長距離を運転し、2人1組で休みなく走るケースが多いので、日系トラックの運転室だと狭いという問題もあるという。

 とはいえ、日系トラックは中国ブランドにはない優位性があると記事は指摘している。それは「安全面」だ。例えば、日系トラックの助手席ドアは下方がガラス張りになっていると紹介した。これは、死角になることを防ぐためだが、中国のトラックには見られないデザインだという。

 また、リアやサイドのバンパーの質も異なると伝えた。日系トラックのリアバンパーの方が太くてしっかりしており、サイドバンパーも3本のバンパーで左折時の巻き込みを防止するようになっていると称賛した。

 記事によると、中国ブランドのトラックは、軽量化を追求するあまりバンパーも小さく軽くしていて、サイドに至ってはチェーンをぶら下げるだけのトラックも多いという。それで、中国トラックは運転席の快適性で日系メーカーのトラックに勝るものの、安全面では日本から学ぶことが多いと結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)