中国では一見すると日本メーカーの商品かと思うような「日本風」のブランドや商品が少なくない。怪しい日本語が書かれたパッケージでも、日本語が分からない中国人消費者が見ると日本製かと思ってしまうのも無理はないだろう。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では一見すると日本メーカーの商品かと思うような「日本風」のブランドや商品が少なくない。怪しい日本語が書かれたパッケージでも、日本語が分からない中国人消費者が見ると日本製かと思ってしまうのも無理はないだろう。

 中国ではこうした商法を採用した商品やブランドは「偽日系」と呼ばれ、実際に中国市場には偽日系は数多く存在するが、中国メディアの網易はこのほど、これまで甘い汁を吸ってきた「偽日系」は代償を払うことになるとする記事を掲載した。

 記事はまず、「日本風」を利用してきた中国企業がこれまでいかに甘い汁を吸ってきたかについて紹介した。日本風のパッケージは容易に人目を引くことができ、アニメなどの日本文化に親しんできた若い世代にとっては特に魅力的に映ったという。

 記事は、「消費者を誤導する」ために「日本風」を前面に出したものが「偽日系」であるとし、一部の中国企業にとっては「日本風」にすることで高い値段で販売することができるという「うまみ」もあり、容易に利益を出すことができる手段だったと説明している。

 しかし、近年では「日本風」の商品人気に陰りが見えてきたと記事は伝えた。「国潮」と呼ばれる中国ブランドを支持しようとする考えが台頭し、中国製品が人気となっており、「偽日系」は戦略の練り直しを迫られているようだ。しかし、これまでさんざん「日本風」を利用して儲けてきた企業が、「つじつまを合わせる」のはそう簡単なことではないと記事は指摘している。

 そもそも、「偽日系」は日本と関係があるように見せかけているだけで、実際は純粋な中国企業が中国製品を販売していただけだ。このため人気が衰えた今になって「つじつまを合わせる」のは難しいということだろう。しかし、本物の日本製品は高い品質から根強い人気がある。結局、偽物は本物を超えることはできないと言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)