中国のポータルサイトに「精神日本人が語る日本など、この世界には存在しない」とする記事が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 リアルな評価とはかけ離れた過大評価には、いつかその「ツケ」が回ってくる危険性が伴うものである。中国のネット上で長きに渡り繰り広げられてきた、日本や日本社会に対する過大評価にもどうやらその反動が顕著に出始めたようだ。
 
 中国のポータルサイト・百度に15日、「精神日本人が語る日本など、この世界には存在しない」とする記事が掲載された。
 
 記事は「日本に関する又聞きの話というのは本当に恐ろしい。それを宣伝して回る人というのはもっと恐ろしい」とした上で、数年前より「日本の街にはゴミ一つ落ちていない」、「日本人はモラルが非常に高く、礼儀をわきまえている」、「日本人は非常に清潔好きだ」、「日本の教育は本当に素晴らしい」、「日本ではどのレストランで食事をしてもおいしい」といった、「どこからともなく湧いてきた日本の宣伝」をネット上で数多く見聞きするようになったと紹介した。
 
 また、特に印象的だったのは「日本のホテルでは、便器の水を飲んで清掃が行き届いていることを示す」という話であり、デタラメであるにもかかわらず多くの人がその話を信じていたと伝えた。
 
 そして、これらの話は日本に言ったことがない中国人を大いに羨ましがらせ、日本での生活に憧れを抱かせたとする一方で、やがて機会を得て日本に行ってみると、現実の日本は清潔でない場所も数多くあり、おいしくない飲食店も存在し、日本人は確かにお辞儀が習慣化しているものの、内心で何を考えているわかりかねるなど、ネットで語られていた「伝説」のように素晴らしいものではないということに気づくのだとしている。
 
 その上で、中国のネット上で現実と乖離し、誇張あるいは美化された日本の社会についての情報を流していたは往々にして日本人ではなく中国人の高学歴者であったと指摘。「それを知ると、彼らは一体何を勉強してきたのか、何を考えているのかという気持ちに嫌でもなる」と評した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)