漁獲量の増加と裏腹に「サンマは美味しくない」と主張する中国人
さらにサンマはDHAとEPAを豊富に含んでいるので、健康にも良いと伝えているが、ではなぜ中国ではあまり好まれないのだろうか。この理由として記事は、「生臭くておいしくない」ことを筆頭に挙げた。小さな魚で骨が多く、その生臭さと苦味は多くの中国人が受け入れられないそうだ。そのため、中国では唐辛子粉を大量に振りかけたり、醤油煮込みにしたりして食べるが、それでも生臭さは消えないとしている。
また、「調理法が面倒」なことも不人気と関係があるという。日本人は食材そのものの味を好むのでただ焼いただけでも食べるが、中国では頭と尾を切り落とし、内臓と背骨、それに鱗を取ってから調理するので非常に面倒だと説明した。
さらに、サンマを食べると「アレルギー反応を起こす人もいるのは微量の毒素が含まれているため」と主張した。これはヒスタミンによるアレルギー様食中毒のことを指しているようだ。実際にはサンマに毒素があるわけではないが、中国人の多くが「微量の毒素が含まれている」と信じ込んでいる。
それで記事は、中国では生臭くて可食部の少ないサンマは人気ではないと主張しているが、実際には中国のサンマ漁獲量は近年増えており、漁獲量が減っている日本では、庶民の魚だったサンマが近年では気軽に楽しめなくなっている。実際のところ、中国では日本食ブームもあってサンマの需要が増えているのが現状だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
