小田急電鉄は3月8日、飲食・物販のサブスクリプションチケット「EMoTパスポート」を発売した。そば店やベーカリーのほか、フラワーショップなど計44店舗で利用できる。

同社提供のMaaSアプリ「EMoT」内で、事前決済したチケットを使用する仕組み。使用回数に応じて500〜7800円のチケットに分かれており、一回あたり500円程度のサービスをキャッシュレスで購入できる。

希望する利用回数に応じて500〜7800円のチケットを用意


提携店は、新宿のほか町田、登戸、新百合ヶ丘、多摩センターなど小田急線沿線のターミナル駅を中心に選定。一回あたりに購入できる商品では、例えば「箱根そば本陣」「箱根そば」(以上、そば店)でかき揚げ天そば、天玉そば、コロッケそばなどが対象になる。

「HOKUO」(ベーカリー)では、税込300円未満のパンが2個。「HIBIYA KADAN」「Hibiya-Kadan Style」「ルコネル」(以上、フラワーショップ)では、対象の切り花から3本を選べるほか、「おだむすび」(おむすび専門店)、「FORESTY COFFEE」(カフェ)もサービス提携している。

チケットの種類は「EMotパスポート1回券」(500円)、「同10回券」(3500円)のほか、飲食のサービスを無制限、花のサービスを月5回まで利用できる「EMotパスポート」(初回7800円)など。有効期限はいずれも30日間となっている。

飲食のサービスを1日に複数回利用する場合は、間を3時間空けなければならない。複数人で訪れて使い回すことはできなくなっている。

同社はリリースで「今後も、EMotのサービスの充実を図り、よりお出かけにご活用いただける便利なサービスを目指してまいります」とコメントしている。