今シーズン目立つ大雪での「立ち往生トラブル」! 自動車保険が助けになるケースも

大雪で立ち往生したときに役立つ特約が存在する
大雪を原因とした、2020年12月の関越道における立ち往生や2021年1月に起きた北陸道での立ち往生は記憶に新しいところ。そうした状況に陥ってしまった場合、任意保険に特約をつけていると心強い味方になってくれることがあるのをご存じでしょうか。
損保ジャパン広報部に教えてもらったのが、同社の保険で「ロードアシスタンス特約」と呼ばれる任意保険に付帯されているロードサービスです。

何十時間という立ち往生で、暖房を使うためにエンジンをかけっぱなしにしているとガス欠になってしまうことがあります。そうなると、立ち往生の原因が解消されて道路が流れるようになっても自分は動くことができないということになってしまいます。
しかし、任意保険に付帯されているロードサービスには、ガス欠の場合の給油サービスが付帯されていることがあるのです。ですから、立ち往生した場合に契約内容を確認しておくと、ひと安心できるかもしれません。
もっとも、突然の大雪により立ち往生している最中にロードサービスが駆けつけることができるとは思えませんから、そのあたりは考慮しなくてなりません。それでもガス欠を恐れてエンジンを切ってしまい、そのために体調を崩すくらいであれば、寒さをしのげば助けを呼べる可能性があるというのは心強いと感じるのではないでしょうか。

ちなみに、損保ジャパンの自動車保険に付帯されている「ロードアシスタンス特約」は、契約の自動車がガス欠で走行不能となった場合に、最大10リットルの燃料を届ける「燃料切れ時の給油サービス」が利用できるそうです(契約期間1年の間に1回限度。JAF会員の場合は2回限度)。
また、「燃料切れ時の給油サービス」の利用にあたっては、事前に損保ジャパン専用のロードアシスタンス専用デスクに連絡する必要があるなど、条件が決まっています。そうした特約の内容を確認するためにも、グローブボックスなどに任意保険の契約書を入れておいて、すぐに確認できるようにしておくのは意味があるというわけです。
ちなみに、立ち往生中にエンジンをかけて暖を取っているときに、自動車のマフラーが雪で埋まってしまうと、排ガスが車内に逆流して一酸化炭素中毒の危険が高まるのはご存知の通り。窓を少し開けておく、定期的にマフラー出口の周辺を雪かきするなどの注意点も忘れないようにしたいものです。
ドライブレコーダーは雪道での事故にもあると便利だ
電気自動車の場合は、そうした一酸化炭素中毒についてはさほど気にせずにすみますが、エンジン車のガス欠よりも電欠になりやすいというイメージがあります。ロードサービス系の特約のなかには、レッカーけん引や給電サポートといったプログラムを用意していることがありますから、こちらも契約している任意保険の内容を確認しておくといいでしょう。

さて、道路上で立ち往生しているクルマがあることに気付くのが遅れ、追突してしまった場合はどうなるのでしょうか。立ち往生していると予想ができないと言い訳したくなる気持ちもわかりますが、基本的な事故の状態としては渋滞しているところに追突したのと同じといえます。
ですから、損保ジャパン広報によると「一般的な追突事故と同じく、停車中の車には過失がないので、後続車に100%の過失があるというのが基本的な考え方になります」ということです。
ちなみに、サマータイヤ(ノーマルタイヤ)で事故を起こした場合、「タイヤの種類だけで責任を判断することはありません。ただ、過失割合は、予見可能性の有無についても考慮するため、雪で路面が凍結していることを認識しながら運転を開始した場合などは、過失判断の根拠になることもあります」ということですから、雪道を走るとわかっているのであればスタッドレスタイヤにしたり、最低でもチェーンを装着したりすることは必要です。とはいえ、過失割合がどうであっても、通常時の事故と同様、保険金の支払い対象とはなるそうです。

さて、そうした雪道での事故において欠かせないのがドライブレコーダー。

とくに、積雪路ではブレーキ痕が残らなかったり、事故後の積雪によってブレーキ痕が分かりづらくなってしまったりなど雪道ならではの事情が発生します。
さらに、大雪の場合は前方が見えにくいことが多く、事故の当事者の見解に相違が出る場合が少なくないそうです。その場合、過失割合が確定せず、事故解決が長期化する可能性があります。
そのようなトラブルを防ぐにはドライブレコーダーが有効です。路面状況や速度、信号の変化、相手車両の状況把握などが可能となり、雪道での事故解決の一助になることが期待できるということです。
