ハウスに積もる雪を溶かし、作物を育てる低コストなヒーティングシステム
農家向けには、農作物の根元や土の中にケーブルを通し、加温が必要な箇所のみを温めることで効率的な栽培を促す。ビニールハウス内全体を加温器で温める従来の手法では、重油の維持管理にコストや手間がかかり、生産できる農作物が限られた。ヒーティングシステムを使えば従来より「コストを半減できる」(船崎社長)。
融雪の用途では、傾斜のある屋根やソーラーパネルなどで使える。パネルの裏面の下部にケーブル1―2本を横向きに引き、パネル下部が5度C程度になるようケーブルの温度を自動調整する。これにより、パネルの端に積もった雪から徐々に溶かす。降雪地域では住民の高齢化が深刻なところも多く、同システムにより除雪の負担軽減を図りたい意向。電気工事業者などを介して提供する。
同社はシステムの拡販に向け、川崎市農業技術支援センター(同市多摩区)などと実証試験を重ねてきた。新用途での提供により、社会的課題の解決に貢献したい考えだ。
