新世代AirPods、ベトナムで試験生産?中国リスク減らす動きか(日経報道)
同メディアは、アップルは部品供給メーカーに、当初は(部品が)ごく少量であってもGoerTekの試験生産を助けるように求めているとも伝えています。要はアップルの筋書に沿った動きということです。
さらに同報道では、アップルは中国の製造業に大きく依存するリスク(少子化による労働力不足や人件費の高騰など)が高すぎると判断しており、もし米中貿易摩擦が解消しても逆戻りする見込みはないとも伝えられていました。
アップルは有線イヤホンをベトナムから調達してきましたが、AirPodsが中国以外で生産されるのは今回が初めてのこと。AirPodsは最も成長がめざましい製品の1つで、2017年の出荷台数は2000万台だったのに対して、翌2018年には3500万台と急増。そうした重要製品だけに、真っ先に中国リスクを低くする目論見も推測されます。
もう1つ注目したいポイントは、試験生産されるのが「新世代のAirPods」という点でしょう。
今年3月に第2世代AirPodsが発売された後も、4月には有名アナリストMing-Chi Kuo氏が2019年第4四半期〜2020年第1四半期にかけて2つの新型が量産に入る見込みと予測。そして先週も米証券会社Wedbushが防水仕様の第3世代が今年末に発売されるとの見通しを発表していました。
そもそもアップルのサプライチェーン管理を確立し、中国を主要な生産拠点とする体制を築き上げたのは、CEOに就任する以前のティム・クック氏でした。それにより莫大な利益をもたらしたクックCEOが、再び重大な決断を下そうとしているのかもしれません。
