インスタで話題の「水信玄餅」って? 「天使の涙」との違いも調べてみた
信玄餅に水をたっぷり含ませたような和菓子「水信玄餅」がインスタグラムで話題になっています。
しかし、この水信玄餅の賞味期限は、なんとたったの30分。水信玄餅を販売している和菓子屋「金精軒(きんせいけん)」は山梨県にあるため、これを食べるためには、わざわざ現地に足を運ぶ必要があります。
ところが最近は、山梨県にまで行かずとも「東京で水信玄餅によく似た和菓子を食べられる」と話題になっています。それが表参道にオープンした「味甘CLUB(みかんクラブ)」が提供する「天使の涙」。今回は、水信玄餅の魅力を紹介しつつ、「どうしても山梨には行けないけど、味わってみたい」と思っている方に向けて、東京で味わえる「天使の涙」について紹介します。
よく似た2つのスイーツですが、もちろんまったく同じわけではなく、楽しみ方もそれぞれ異なります。実際に食べに行く前に、その違いを確かめておきましょう。
行列覚悟の「水信玄餅」とは?
そもそも信玄餅とは、粉状のもち米に水や砂糖を練りこんで作った「求肥(ぎゅうひ)」に、きなこと黒蜜をかけて食べる和菓子。山梨定番のお土産でもあり、食べたことがある人も多いことでしょう。
さて、この信玄餅の製造・販売を行う金精軒で、2013年に販売を開始してから長らく人気を集めているのが「水信玄餅」です。信玄餅よりも水分が多く含まれており、その水のしずくのような可愛らしい見た目とぷるぷるの食感が話題となり、インスタグラムでは「#水信玄餅」とついた投稿が2万を超えるなど、人気を集めています。
口に入れるとスッと溶けるようになくなり、きなこと黒蜜が絡み合ってほんのりと広がる甘みは、信玄餅とはまた違った魅力があります。
○夏季限定の商品で店頭販売のみ
水信玄餅は、信玄餅のように全国にお土産として広まっているわけではないので、食べるには、山梨県にある金精軒に実際に足を運ぶしかありません。
さらにこの商品は店頭でしか販売されておらず、かつその期間は6月から9月の土日のみ……と、なかなか予定を合わせて食べに行くのが難しい商品でもあります。そのうえ金精軒自体、最寄り駅から車で20分、中央自動車道の長坂インターからは車で15分と、決してアクセスがいいとはいえない場所にあります。
それでも水信玄餅を食べようと全国各地から足を運ぶ人は多く、期間中はほとんど午前中には完売してしまうほどの人気ぶりだとか。
○「水信玄餅」の賞味期限はたったの30分!
その見た目や味に加えて、「賞味期限の短さ」も水信玄餅が人気を集めた理由のひとつかもしれません。
水信玄餅には寒天と水、砂糖しか使っておらず、さらには寒天中に水をたっぷり含ませていることも影響し、その形を長時間キープするのが難しいそう。放置していると中の水が染みだしてしまって味わいが変わってしまうため、賞味期限はなんとたったの30分しかありません。
専用のカップから取り出されて、きなこと黒蜜をかけて手渡されたら、ささっと写真撮影を済ませて、そのまま食べるほかないのです。
○コスパ良し! 1個500円で冷たい緑茶も付いてくる
リピーターをして「水信玄餅を食べると夏が始まった気がする」とまで言わしめる水信玄餅ですが、実は値段は1個500円と良心的。この値段で、冷たい緑茶もついてくるというから驚きです。購入した後には、近くに用意されている休憩所でゆったりと味わうことができます。
水信玄餅は持って帰れませんが、食べ終わったら、金精軒にあるカステラや元祖信玄餅をお土産に買っていくのもいいでしょう。
○一日700食限定、1人1個まで
水信玄餅は、一日700食限定での販売であり、さらに1人1個までしか食べられません。賞味期限が短いため、遠方から来た場合には持ち帰りもできません。そのため、「もう一度食べたい」と思ったら改めて別の日に来る必要があるというわけです。リピーターが増えるのも納得がいきますね。
ただし、お盆休みシーズンになると、販売数量が増えることもあるそうなので、 実際に食べに行く際には金精軒のホームページで情報を確認しておくとよいでしょう。
○お店の開店30分前から行列! 整理券も
金精軒の開店時間は朝9時で、開店と同時に整理券が配られるようになっています。整理券に書かれた時間にもう一度並ぶと、水信玄餅を購入できます。数量限定での販売であるため、やはり早くから並ぶ人は多く、開店時間の30分前にはすでに行列ができているのが当たり前。早い人だと、朝5時から並ぶという人もいるようです。
人気の水信玄餅にありつくには、行列は避けて通れません。どうしても食べたい場合には、開店時間にはお店に着くことができるように計画を立ておくことをおすすめします。
◆店舗情報
お店:金精軒 台ヶ原本店
住所:山梨県北杜市白州町台ヶ原2211番地
営業時間:9:00〜18:00
定休日:木曜
ホームページはコチラ
朗報! 東京で食べられる「天使の涙」って?
「水信玄餅に興味はあるけれど、山梨まで行けない」という人も、まだがっかりするのは早いかもしれません。実は、東京都の表参道にオープンした「味甘CLUB(みかんクラブ)」の提供する「天使の涙」という和菓子が、水信玄餅そっくりだと話題になっているのです!
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ℂ????????????????????????さん(@chihiro815)がシェアした投稿 - 2017年 2月月12日午前3時56分PST
天使の涙を見てみると、たしかに“水を閉じ込めたような透明感”や、ぷるんと丸い見た目が水信玄餅に似ているのがわかります。
水信玄餅を食べるのには山梨にまで足を運ばなければいけませんが、天使の涙は表参道駅から徒歩10分の場所にあるため、東京近郊に住んでいる人にとってはアクセスもいいです。
この天使の涙は、見た目に加えて、きなこと黒蜜をつけて食べるという点も、水信玄餅と同じ。表参道ならば気軽に行けるという方は、まずはこちらを先に食べてみてもいいでしょう。
○見た目は似ていても食感は別物!
寒天、水、砂糖だけで作られており、かつきなこと黒蜜をつけて食べる――というと、「ほとんど同じ商品なのでは? 」と思う方もいるかもしれません。
しかし、2つにはちょっとした違いもあります。すでにどちらも食べたことがあるという人は気付くそうですが、2つは「食感」が少し異なります。口に入れるとスッと溶けてしまうようになくなる水信玄餅に対し、天使の涙は少し弾力があるのです。
なにも、どちらか1つを選ぶ必要はありません。その時々のスケジュールに合わせて、水信玄餅か天使の涙、どちらか気になった方に行ってみて、余裕があれば後日もう片方も食べに行き、その違いを感じてみるのも楽しみ方の1つです。
○天使の涙(1個700円)と天使の涙セット(1,000円)、どっちを選ぶ?
味甘CLUBは、さすがに表参道の人気カフェが並ぶ裏参道ガーデンの中にあるため、値段設定は本場の水信玄餅と比較すると少々高め。天使の涙だけを注文するなら1個700円、そこに緑茶や玄米茶などを付けた「天使の涙セット」を注文するなら、1,000円となります。
ただ、山梨まで行く交通費を考えたら、そこまで気にする差額でもなさそうです。また、味甘CLUBでは天使の涙以外にも、おしるこやお団子などのスイーツを楽しめます。お団子を注文すると自分で七輪で焼いて食べられるというユニークなサービスもあるため、表参道に立ち寄った時には足を運んでみてはいかがでしょう。
○【注意】天使の涙も数量限定!
しかし、残念ながら味甘CLUBに足を運んだらいつでも天使の涙が食べられるというわけではありません。水信玄餅と同様に、天使の涙も数量限定での販売となります。味甘CLUBのオープン時間は11時なので、どうしても食べたいという人は、なるべく早めにスタンバイしておくのがいいでしょう。
ちなみに味甘CLUBでは平日でも天使の涙を販売しているため、比較的お店の中に入りやすい平日が狙い目です。
◆店舗情報
お店:味甘CLUB
住所:東京都渋谷区神宮前4-15-2裏参道ガーデン 1F
営業時間:11:00〜19:00
定休日:月曜日
ホームページはコチラ
○「水信玄餅」と「天使の涙」、どっちが気になる?
以上、山梨の銘菓「水信玄餅」と、表参道で食べられる「天使の涙」について紹介しました。
どちらも数量限定の発売で、かつ人気の商品であるために、なかなか実際に食べるまでのハードルが高い商品ではありますが、それでもぜひ味わってみたいスイーツです。その場所に行かないと食べられない、不思議な食感のスイーツ。ぜひ、予定を合わせて食べに行ってみてはいかがでしょうか。
ローソンで買えた「ぷるるん水ゼリー」、2019年は発売予定なし
実は昨年までは全国のローソンで、これまた水信玄餅と似ている「ぷるるん水ゼリー」という商品がありました。
2018年には同シリーズの小惑星「リュウグウ」をイメージした商品も発売され、これもSNSで話題になっていたのですが、ローソンの広報担当者によると、2019年は新商品の発売予定はないそうです。
関連記事:まるで水滴みたい! ローソンの「ぷるるん水ゼリー」が美しすぎる
簡単! 家で作れる「水信玄餅」レシピ
早起きしてお店に行くのは大変、という方は、自宅で作ってみてもいいかもしれません。ミネラルウォーターとアガー(ゼリーの素)、黒蜜、きなこさえあれば作れちゃいます。こちらも試してはいかがでしょうか?
関連記事 : 話題の水信玄餅を自力でつくってみた
しかし、この水信玄餅の賞味期限は、なんとたったの30分。水信玄餅を販売している和菓子屋「金精軒(きんせいけん)」は山梨県にあるため、これを食べるためには、わざわざ現地に足を運ぶ必要があります。
ところが最近は、山梨県にまで行かずとも「東京で水信玄餅によく似た和菓子を食べられる」と話題になっています。それが表参道にオープンした「味甘CLUB(みかんクラブ)」が提供する「天使の涙」。今回は、水信玄餅の魅力を紹介しつつ、「どうしても山梨には行けないけど、味わってみたい」と思っている方に向けて、東京で味わえる「天使の涙」について紹介します。
行列覚悟の「水信玄餅」とは?
そもそも信玄餅とは、粉状のもち米に水や砂糖を練りこんで作った「求肥(ぎゅうひ)」に、きなこと黒蜜をかけて食べる和菓子。山梨定番のお土産でもあり、食べたことがある人も多いことでしょう。
さて、この信玄餅の製造・販売を行う金精軒で、2013年に販売を開始してから長らく人気を集めているのが「水信玄餅」です。信玄餅よりも水分が多く含まれており、その水のしずくのような可愛らしい見た目とぷるぷるの食感が話題となり、インスタグラムでは「#水信玄餅」とついた投稿が2万を超えるなど、人気を集めています。
口に入れるとスッと溶けるようになくなり、きなこと黒蜜が絡み合ってほんのりと広がる甘みは、信玄餅とはまた違った魅力があります。
○夏季限定の商品で店頭販売のみ
水信玄餅は、信玄餅のように全国にお土産として広まっているわけではないので、食べるには、山梨県にある金精軒に実際に足を運ぶしかありません。
さらにこの商品は店頭でしか販売されておらず、かつその期間は6月から9月の土日のみ……と、なかなか予定を合わせて食べに行くのが難しい商品でもあります。そのうえ金精軒自体、最寄り駅から車で20分、中央自動車道の長坂インターからは車で15分と、決してアクセスがいいとはいえない場所にあります。
それでも水信玄餅を食べようと全国各地から足を運ぶ人は多く、期間中はほとんど午前中には完売してしまうほどの人気ぶりだとか。
○「水信玄餅」の賞味期限はたったの30分!
その見た目や味に加えて、「賞味期限の短さ」も水信玄餅が人気を集めた理由のひとつかもしれません。
水信玄餅には寒天と水、砂糖しか使っておらず、さらには寒天中に水をたっぷり含ませていることも影響し、その形を長時間キープするのが難しいそう。放置していると中の水が染みだしてしまって味わいが変わってしまうため、賞味期限はなんとたったの30分しかありません。
専用のカップから取り出されて、きなこと黒蜜をかけて手渡されたら、ささっと写真撮影を済ませて、そのまま食べるほかないのです。
○コスパ良し! 1個500円で冷たい緑茶も付いてくる
リピーターをして「水信玄餅を食べると夏が始まった気がする」とまで言わしめる水信玄餅ですが、実は値段は1個500円と良心的。この値段で、冷たい緑茶もついてくるというから驚きです。購入した後には、近くに用意されている休憩所でゆったりと味わうことができます。
水信玄餅は持って帰れませんが、食べ終わったら、金精軒にあるカステラや元祖信玄餅をお土産に買っていくのもいいでしょう。
○一日700食限定、1人1個まで
水信玄餅は、一日700食限定での販売であり、さらに1人1個までしか食べられません。賞味期限が短いため、遠方から来た場合には持ち帰りもできません。そのため、「もう一度食べたい」と思ったら改めて別の日に来る必要があるというわけです。リピーターが増えるのも納得がいきますね。
ただし、お盆休みシーズンになると、販売数量が増えることもあるそうなので、 実際に食べに行く際には金精軒のホームページで情報を確認しておくとよいでしょう。
○お店の開店30分前から行列! 整理券も
金精軒の開店時間は朝9時で、開店と同時に整理券が配られるようになっています。整理券に書かれた時間にもう一度並ぶと、水信玄餅を購入できます。数量限定での販売であるため、やはり早くから並ぶ人は多く、開店時間の30分前にはすでに行列ができているのが当たり前。早い人だと、朝5時から並ぶという人もいるようです。
人気の水信玄餅にありつくには、行列は避けて通れません。どうしても食べたい場合には、開店時間にはお店に着くことができるように計画を立ておくことをおすすめします。
◆店舗情報
お店:金精軒 台ヶ原本店
住所:山梨県北杜市白州町台ヶ原2211番地
営業時間:9:00〜18:00
定休日:木曜
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朗報! 東京で食べられる「天使の涙」って?
「水信玄餅に興味はあるけれど、山梨まで行けない」という人も、まだがっかりするのは早いかもしれません。実は、東京都の表参道にオープンした「味甘CLUB(みかんクラブ)」の提供する「天使の涙」という和菓子が、水信玄餅そっくりだと話題になっているのです!
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ℂ????????????????????????さん(@chihiro815)がシェアした投稿 - 2017年 2月月12日午前3時56分PST
天使の涙を見てみると、たしかに“水を閉じ込めたような透明感”や、ぷるんと丸い見た目が水信玄餅に似ているのがわかります。
水信玄餅を食べるのには山梨にまで足を運ばなければいけませんが、天使の涙は表参道駅から徒歩10分の場所にあるため、東京近郊に住んでいる人にとってはアクセスもいいです。
この天使の涙は、見た目に加えて、きなこと黒蜜をつけて食べるという点も、水信玄餅と同じ。表参道ならば気軽に行けるという方は、まずはこちらを先に食べてみてもいいでしょう。
○見た目は似ていても食感は別物!
寒天、水、砂糖だけで作られており、かつきなこと黒蜜をつけて食べる――というと、「ほとんど同じ商品なのでは? 」と思う方もいるかもしれません。
しかし、2つにはちょっとした違いもあります。すでにどちらも食べたことがあるという人は気付くそうですが、2つは「食感」が少し異なります。口に入れるとスッと溶けてしまうようになくなる水信玄餅に対し、天使の涙は少し弾力があるのです。
なにも、どちらか1つを選ぶ必要はありません。その時々のスケジュールに合わせて、水信玄餅か天使の涙、どちらか気になった方に行ってみて、余裕があれば後日もう片方も食べに行き、その違いを感じてみるのも楽しみ方の1つです。
○天使の涙(1個700円)と天使の涙セット(1,000円)、どっちを選ぶ?
味甘CLUBは、さすがに表参道の人気カフェが並ぶ裏参道ガーデンの中にあるため、値段設定は本場の水信玄餅と比較すると少々高め。天使の涙だけを注文するなら1個700円、そこに緑茶や玄米茶などを付けた「天使の涙セット」を注文するなら、1,000円となります。
ただ、山梨まで行く交通費を考えたら、そこまで気にする差額でもなさそうです。また、味甘CLUBでは天使の涙以外にも、おしるこやお団子などのスイーツを楽しめます。お団子を注文すると自分で七輪で焼いて食べられるというユニークなサービスもあるため、表参道に立ち寄った時には足を運んでみてはいかがでしょう。
○【注意】天使の涙も数量限定!
しかし、残念ながら味甘CLUBに足を運んだらいつでも天使の涙が食べられるというわけではありません。水信玄餅と同様に、天使の涙も数量限定での販売となります。味甘CLUBのオープン時間は11時なので、どうしても食べたいという人は、なるべく早めにスタンバイしておくのがいいでしょう。
ちなみに味甘CLUBでは平日でも天使の涙を販売しているため、比較的お店の中に入りやすい平日が狙い目です。
◆店舗情報
お店:味甘CLUB
住所:東京都渋谷区神宮前4-15-2裏参道ガーデン 1F
営業時間:11:00〜19:00
定休日:月曜日
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○「水信玄餅」と「天使の涙」、どっちが気になる?
以上、山梨の銘菓「水信玄餅」と、表参道で食べられる「天使の涙」について紹介しました。
どちらも数量限定の発売で、かつ人気の商品であるために、なかなか実際に食べるまでのハードルが高い商品ではありますが、それでもぜひ味わってみたいスイーツです。その場所に行かないと食べられない、不思議な食感のスイーツ。ぜひ、予定を合わせて食べに行ってみてはいかがでしょうか。
ローソンで買えた「ぷるるん水ゼリー」、2019年は発売予定なし
実は昨年までは全国のローソンで、これまた水信玄餅と似ている「ぷるるん水ゼリー」という商品がありました。
2018年には同シリーズの小惑星「リュウグウ」をイメージした商品も発売され、これもSNSで話題になっていたのですが、ローソンの広報担当者によると、2019年は新商品の発売予定はないそうです。
関連記事:まるで水滴みたい! ローソンの「ぷるるん水ゼリー」が美しすぎる
簡単! 家で作れる「水信玄餅」レシピ
早起きしてお店に行くのは大変、という方は、自宅で作ってみてもいいかもしれません。ミネラルウォーターとアガー(ゼリーの素)、黒蜜、きなこさえあれば作れちゃいます。こちらも試してはいかがでしょうか?
関連記事 : 話題の水信玄餅を自力でつくってみた