テレビ朝日「中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!」(23日放送分)では、レーシングドライバー・中嶋一貴がゲスト出演。今年6月のル・マン24時間で総合優勝を成し遂げた中嶋が、自身の最高獲得賞金やケガの早期復帰を狙った驚くべき治療法について語った。

意外にも最高獲得賞金は約300万円ほど(2014年全日本選手権スーパーフォーミュラ第3戦の優勝)だったという中嶋。今年6月のル・マン24時間レースの優勝賞金は約500万円だったが、これはチームに入るものでドライバーに入ることはなかったという。

「僕も知らなかったんです、賞金があること自体を。賞金ってチームに入るものらしいんですよね。僕らはチームと契約をしてて賞金が直接入ってこないんで」と説明した中島は、チームとの契約内容によってはクラッシュしたマシンを自腹で払うケースなんかもあるという。

「契約内容によってはそういうこともありえる」と切り出した中嶋は、「(レースで臆せず)攻めれるような人じゃないとそういう契約はしない。僕は無理です。ちょっと(マシンを)ガリガリで何百万円の単位。ガンガンガンガンで1億」と笑った。

またケガの話になると、中島は2015年に行われた世界耐久選手権のレース中に背骨の圧迫骨折をした過去に言及。レース後にベルギーの病院で全治3ヶ月と言われるも、約1ヶ月後にル・マンを控えていた中島は強行出場を画策したという。

「なんかないかなと思ったら、うちのチームのドクターが背骨に注射をして、注射でセメントを入れて固める手術を・・・」といい周囲を驚かせると、そのセメントは「一生入れたまま」「レントゲン撮るとちゃんと写る」などと明かした。