テレビドラマの「このドラマはフィクションです」は、いつから?
ちなみに、みなさんはテレビドラマのエンディングで、「このドラマはフィクションです」というテロップが必ず出ますが、これはいつ頃から始まったのか、ご存知だろうか?
テレビドラマの終わりに「このドラマはフィクションであり・・・」というテロップが出ます。フィクションだと思わない人なんていないのに、どうして出しているのですか。
毎日放送の番組審議室に聞いてみると、「あれは『宴のあと』事件のころからでしょうか。プライバシーに関する論議が盛んになり、ドラマの最初もしくは最後に放送するようになりました」と明快な回答がありました。
「宴のあと」は1960年、三島由紀夫氏が中央公論に連載し、11月、単行本になった小説です。その芸術性は高く評価されながらも、「実在の元外務大臣と高級料亭の女将をモデルにしたもの」と連載中から問題になり、中央公論は連載最終回で「実在の人物とまぎらわしい面があり、ご迷惑をかけたむきもあるようですが、作品中の登場人物の行動、性格などは、すべてフィクションで、実在の人物とは何ら関係ありません」という“ただし書き”を掲載したのです。
参考:1994.03.05「毎日新聞大阪夕刊」
(written by けいぼう)
