ぎっくり腰に効く痛み止めによく含まれている成分


ぎっくり腰の初期は、痛みが非常につらいため、我慢せずに鎮痛薬で痛みを和らげましょう。

市販の鎮痛薬の中で、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が一般的で、ぎっくり腰にも第一の選択肢となります。
NSAIDsは、プロスタグランジンという炎症物質の生成を抑制することで痛みを止める効果があり、早期に強力な鎮痛作用を期待することができます。以下では、代表的な成分として2つ紹介します。


①:ロキソプロフェンナトリウム
ロキソプロフェンナトリウムは飲み薬と外用薬の両方に含まれる成分で、一般的にはロキソニンという商品名で知られています。速効性に優れた鎮痛薬であり、吸収速度を示すTmax(血中濃度が最大になるまでの時間)を比較すると「ロキソニン0.79時間、ボルタレン2.72時間」であり、より早く効果を発揮する成分と言えます。
もう1つの特徴として、胃の負担が少ないプロドラッグであることがあげられます。つまり、薬としての作用は胃を通過する段階では発揮されず、代謝された後に初めて効果が現れるため、胃粘膜を荒らす副作用を軽減することができます。


②:ジクロフェナクナトリウム
ジクロフェナクナトリウムは、市販の外用薬として使用されています。医療用では、ボルタレンという商品名が有名です。NSAIDsの中でも強い鎮痛効果を持つため、他の鎮痛剤が効かない場合にも使用されています。ただ、副作用として胃を荒らしやすい点には注意が必要です。しかし、湿布などの外用剤として使用する場合は、使用方法と用量を守っていただければ、過剰に心配する必要はありません。上手に取り入れましょう。


ぎっくり腰の痛みを緩和する痛み止めの選び方




ぎっくり腰の痛みを緩和する市販薬を選ぶ3つのポイントとして①内服薬の即効性を重視する②湿布での直接ケアを重視する③使いやすい塗り薬を重視する、があります。下記で詳しく説明いたします。

実際に薬剤師が選んだ薬を見たい方はこちらへ


ポイント①:内服薬の即効性を重視する
ぎっくり腰の初期、痛みが強く即効でなんとかしたい場合には、飲み薬の鎮痛薬がいいでしょう。先ほども紹介したNSAIDs成分のロキソプロフェンが市販薬として使いやすい成分です。
しかし、アレルギーや喘息、胃が弱いなど体質でロキソニンがつかえない場合には、アセトアミノフェンやイブプロフェンを選ぶことができます。


ポイント②:湿布での直接ケアを重視する
急性の痛みには、冷却タイプの湿布薬が効果的です。熱をもった患部に鎮痛薬の湿布を貼るとスーッとした感触が痛みを軽減してくれます。昔ながらの湿布剤ではサリチル酸が含まれるものも多いですが、ぎっくり腰のような強い痛みには鎮痛効果がもの足りないことも多いでしょう。成人には腰痛診療ガイドラインでもNSAIDsが第一選択ですが、妊婦や小児には適さないことに注意してください。


ポイント③:使いやすい塗り薬を重視する
「湿布薬を貼るのは、かゆくなるので苦手。においも気になる。だけど痛む患部を直接ケアしたい」そんなときは、ローションやゲル、チック剤などの塗り薬も便利です。外で急に痛くなったときのために持ち運べ、手軽に使用することができます。また無香料や透明の製品もありますので、好みにあったものを選びましょう。