2月26日、米国のキャンプ地で投球練習を終えたレンジャースのダルビッシュ有投手(28)の目線の先には、山本聖子(34)とその長男(7)の姿があった。「終わったよ〜!」と言いつつ山本に駆け寄った彼は、3人で仲良く話しながら去っていった。昨年11月に山本との交際を宣言し、2月22日には彼女の妊娠を発表したダル。すでに4億円というダラスの豪邸で同居生活を始めており、冒頭のような3ショットもしばしば目撃されている。

 山本は現在、妊娠4カ月で出産予定は今夏とのこと。当面は婚姻届を出さず、生まれてくる子を認知して2人で育てていくという。そんな世紀のアスリートカップルの妊娠に、ファンたちも《最強遺伝子キター!》と大騒ぎ。プロアスリートとしての経験をもとに夫を支え、家族ひとつ屋根の下で暮らす。そして優秀な遺伝子を持つ我が子の誕生……。だが、それらはすべて元カノ・古閑美保(32)が望んでやまなかった夢だ。

 かねてから「野球選手の子どもを残したい。私ならすごい選手を産める。才能ある選手のDNAがほしい!」と口にして来た古閑。プロゴルファーを引退してからは栄養学を学び、20代後半の貴重な時間をダルに捧げてきた。だからこそ破局のショックは大きかった。

「それでも新たな恋の相手を探すなど、古閑さんは前を向こうとしていた。しかし今回の妊娠を知り、彼女は入っていた仕事をドタキャンしたと聞いています」(芸能関係者)

 山本は昨年9月に離婚しており、バツイチ子持ち。年齢は古閑より2つ年上だ。体育会系女子としてダルの理解者になれるという強みはあるが、それは古閑も同じだったはず。何が明暗を分けたのか。雑食系恋愛ジャーナリストのおおしまりえさんはこう指摘する。

「最近の婚活市場では、バツイチであることがプラスに働くケースも増えています。男性は『すぐ結婚したい!』と焦る女性に引きがち。その点、バツイチ女性は結婚に夢を持っていない。そんな姿勢が、男性に好印象を与えるようです。つまりバツイチの山本さんにあって、追いかけ続けた独身の古閑さんになかったもの。それは“心の余裕”と言えます。報道を見る限り、ダルビッシュ投手は“強い女性”に傾く傾向にあるようです。彼にとって、どこまでも尽くす古閑さんはプレッシャーを感じさせる存在に、子持ち母の余裕を持つ山本さんは安心させてくれる存在になったのかもしれません」

現在、ダルは山本の希望を受けて連れ後の学校探しに奔走。また、球団幹部には『出産に立ち会いたいので、マタニティホリデーを取りたい』と直訴したという。出産のため野球を休むほどダルを変心させた山本。その握力の前に、古閑の夢は完全粉砕された――。