iPhone・Android・BlackBerry・Windows Phoneなど複数OSのスマートフォンで使える無料のチャットアプリ・メッセージ交換アプリ「WhatsApp」を、Facebookが160億ドル(約1兆6400億円)で買収したことが明らかになりました。このうち、40億ドルが現金、残り120億ドル分がFacebookの株式で支払われるとのこと。

Facebook to Acquire WhatsApp - Facebook Newsroom
http://newsroom.fb.com/News/805/Facebook-to-Acquire-WhatsApp


Facebook - WhatsApp Blog
http://blog.whatsapp.com/index.php/2014/02/facebook/


Facebook Buying WhatsApp For $19B, Will Keep The Messaging Service Independent | TechCrunch
http://techcrunch.com/2014/02/19/facebook-buying-whatsapp-for-16b-in-cash-and-stock-plus-3b-in-rsus/


日本で無料のチャットアプリというとLINEが有力ですが、海外ではWhatsAppが強く、月間アクティブユーザー数は4億5000万人、そのうちの70%が毎日利用していて、日々100万人単位でユーザーが増えているとのこと。競合相手としてはTwitterも挙げられますが、2013年11月時点でアクティブユーザー数は2億1800万人だったので、WhatsAppの方がユーザーが多い状態です。

Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは声明の中で、「WhatsAppは現在、10億ユーザーを目指す途上にあります。このような画期的な数字に達しようとしているWhatsAppというのは、信じられないほどに価値があるものです」とWhatsAppを絶賛しています。

Facebookは2013年にWhatsAppの競合相手の1つであるメッセージアプリ「Snapchat」を30億ドル(約3100億円)で買収しようとして拒否されていますが、今回の買収によって、それよりも大きなサービスを手に入れたことになります。

一方、市場ではこの買収による株の希釈化を懸念してか、Facebookの株価は5%下落しています。

Facebook Stock Falls 5% In After Hours Trading Following WhatsApp Purchase Announcement | TechCrunch
http://techcrunch.com/2014/02/19/facebook-falls-5-in-after-hours-trading-after-announcing-16b-cash-and-stock-to-buy-chat-app-whatsapp/

ちなみに、WhatsAppの創業者であるBrian Acton氏は2009年5月にサービスを開始した後、8月ごろにFacebookと話し合いを持っていますが「断られた」とTwitterで報告しています。このときに買収していれば、チャットアプリ界隈の情勢は大きく変化していたかもしれません……。