東芝、OCZの資産を3500万ドルで買収へ。小売やデータセンタ向けSSD事業を強化

写真拡大

倒産したSSDメーカー OCZ の資産買収をめぐって、交渉中だった東芝側から発表がありました。東芝とOCZ は12月2日付けで資産譲渡契約を締結しており、今後入札手続きを経て買収が成立した場合、東芝はOCZ のコントローラやファームウェア、ソフトウェア関連を含む知財と人員を含む開発資産、OCZのブランド、および販売網を取得します。金額は約3500万ドル。

東芝はフラッシュメモリメーカーとして従来から自前でSSD製品を販売していますが、OCZの資産買収で「(...) 当社が強みを持つNAND型フラッシュメモリの技術と、OCZ社が高い実績のあるリテールやデータセンター用途SSDを組み合わせることで、SSD事業の競争力を一層強化します」としています。

OCZの発表では、破産に至った理由のひとつとしてNANDフラッシュメモリの調達コストが挙げられていました。SSDの普及が進むにつれ、市販SSDのメーカーはインテルやサムスン、Crucial (マイクロン)など、自前でフラッシュメモリを持つ企業に収束しつつあります。

今後のオークション手続きは、東芝以上の値段をつける入札者がひょっこり現れない場合、約60日以内にも完了する見込み。

なおトップの画像は、2008年に発売されたOCZの初期SSD製品 OCZ Core (初代)。128GBで479ドル (ギガ単価3.75ドル)と当時としては安く、他社製高速SSDの半額を謳ってデビューしました。約5年後の現在では、数倍高速な128GB SSDが数千円台で販売されています。