ビズリーチ、「コードブレイク」がITエンジニア活躍の場を広げる
ビズリーチは2013年5月29日、IT・Webエンジニアのコラボレーションツール「codebreak;(コードブレイク)」をグランドオープンした。世界初の無料・無制限のプライベートトリポジトリを提供するGitホスティングサービス「gitBREAK」、また、企業が主催するミートアップ(勉強会・交流会)にユーザーが招待される招待制ミートアップ「cafeTERIA」など、ユニークな取り組みを実施し、2014年5月をめどに会員数20万人のサービスに育てる。当日、記者説明会を開催したビズリーチ代表取締役の南壮一郎氏は、「日本のエンジニアは不当に低く評価されている。エンジニアの交流・情報共有を促すことによって、エンジニアが主体的に活躍できる場を広げ、日本を“ITものづくり王国”と言われるようにしたい」と、新サービス導入の狙いを語った。
「コードブレイク」は、「gitBREAK」、「cafeTERIA」の他、他人のスキルや年収が分かる「viewPORT」、スキルに合った求人案件が分かる「jobBOARD」などから成る。メールアドレスの登録だけで、無料で利用を開始でき、「Java」、「PHP」、「MySQL」などのスキルタグ(スキル、経験年数、熟練度など)の登録を行うことで、すべてのサービスを利用することができるようになる。
中でも「gitBREAK」は、プログラム等の開発をGitというバージョン管理による分散管理するためのサーバー(リポジトリ)を提供するサービスで、同様のサービスは月額7ドル〜(個人向け)、25ドル〜(法人向け)などの有料で利用されている。さらに、リポジトリや共有ユーザー数などに制限を設けてサービスされているところを、「gitBREAK」では、プライベート利用(共有されたユーザーのみに情報を公開)も含めて、無料・無制限で提供する。「コードブレイク」の制度設計を行ったビスリーチ取締役CTOの竹内真氏は「gitBREAK」について、「全てのエンジニアの、全てのシチュエーションで使ってもらえるリポジトリで、IT・Webエンジニアのクリエイティビティを最大限に引き出すことができる」と、積極的な利用を呼掛けた。
また、竹内氏は、「コードブレイク」の狙いを、「日本でも故スティーブ・ジョブズ氏や、Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏のように、ただ考えるだけでなく、実際にものを作れ、世界に打って出るようなエンジニアが必ず出てくる。これまでは、日本では、エンジニアは、言われたものを“ただ形にするだけ”の役割を押し付けられてきたが、コードブレイクのようなサービスが発展し、ヒト・モノ・情報がコラボすることによって、エンジニアのクリエイティビティが発揮される環境がかたちづくられていく」という表現で語った。
当面は、「コードブレイク」については、エンジニアの利用も、招待制ミートアップを利用する企業も、それぞれ無料でサービスを提供する。南氏は、「サービスの運営費用は、ビズリーチの利益をつぎ込んでいく。1年後に20万人、そして、2014年には英語版でのサービスも開始し、3年後(2016年5月末)には100万人の利用者をめざす。社会に有用なサービスであることが認知されれば、外部からの資金調達や関連サービスの一部有料化などによって、自ずと利益を生む事業へと進化させることが可能だ」と見通した。
なお、グランドオープンに先立って「cafeTERIA」を使った招待制ミートアップを開催したディー・エヌ・エーのヒューマンリソース本部シニアテクニカルマネージャー稲村直穂子氏は、インターネット業界は求人倍率が高く、採用が困難であるという現状を紹介しながら、「招待制ミートアップでは、ソーシャルゲーム開発の実際について開発者自身が語るという内容を話したが、参加者の80%以上の方が、DeNAに興味を持ったという回答をいただき、DeNAがエンジニアを大切にしているということも伝わった。懇親の場では、キャリアに関する話題も抵抗なくできた。通常のオープン型のミートアップとは異なる手応えを得た」と語っていた。今後、ミクシィ、クックパッドなどでも「cafeTERIA」を活用した招待制ミートアップが企画されるという。(編集担当:徳永浩)
