企業向けにコンピュータ・ソフトウェアの販売/サポートを行う株式会社アシスト。今でこそ女性を戦力にする企業は多いが、アシストでは1980年代の創業間もないころから女性の活躍が目出つ。現在、そのトップが森沢久美子。社内の女性社員、そして営業マンが手本とする森沢のこだわりの「自分磨きの仕事術」とは。

【アシストを牽引する叩き上げ女性リーダー】
株式会社アシスト 常務取締役 森沢 久美子
― 短大卒業後、大手旅行代理店、英会話スクール起業を経て、1982年アシストにスカウトされ入社。マニュアルの翻訳者、インストラクター、営業職、関連会社社長を経て、1992年本社取締役、2006年より現職。

■月収半額でスカウト!?

森沢は短大卒業後、やる気満々で大手旅行代理店に入社した。しかし、当時、何を提案してもまったく通らず、1つの歯車であることに苛立ちを覚え、1年8ヶ月で見切りをつけてイギリスに留学した。帰国後は法人・個人向けの英会話教室を大阪で立ち上げ、その時の顧客企業の一社が大阪営業所を開設して間もないアシストだった。

アシストに出向いて社員に英会話を教える一方で、スポットで翻訳も頼まれるようになった森沢は、ある日社長のビル・トッテンから入社の誘いを受ける。

『英会話教室で月収40万円くらい稼いでいたのに、アシストが提示した月収は16万円。でもビルさんから、「英語は道具に過ぎないから長く働き続けるにはもう1つ何かを身に付けたほうが良い。それにはこれから伸びるコンピュータが絶対に良い」、そう言われて入社を決めた。コンピュータはまったくわからなかったけれど、大きな可能性がある分野だと思ったし、社員と接してアシストの社風に触れ、この会社なら仕事も任されてバリバリやれるのではと。新しいことへの好奇心からの転職だった』


■翻訳者からインストラクターへ


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