ツイッターでうつ病を克服した@mayamiki_botの真実

写真拡大 (全5枚)

ツイッター上で「bot(ボット)」と呼ばれる自動投稿プログラムがある。
定期的にニュースを投稿したり、自動検索で捕捉した特定のキーワードに反応して、リプライやリツイートを返してくるbotもあり、それぞれがかなり個性的なbotとなっており、これもまたツイッターの魅力のひとつと言える。

このbotのひとつで、我々に勇気や希望を与えてくれるbotがある。
そのアカウントは、「真矢みきさんぼっと(@mayamiki_bot)

女優・真矢みきさんの名前を冠にした、いわゆるbotなのであるが、某CMのごとく、「あきらめないで!」と特徴的なツイートをbotとして投稿している。

そんな真矢みきさんぼっとから、一通のDMが届いた。
それは、真矢みきさんぼっとの“中の人”からの取材依頼であった・・・

真矢みきさんぼっとを知ったのは、ツイッターを始めて間もない頃。
 TL上に“あきらめないで!”と流れてくるツイートでなんだコレ?と思ったものだ。

当編集部に来た取材依頼。
いったいその意図は?
ん?待てよ、中の人って女性か??
ややミステリアスな感覚を抱きながら待ち合わせの取材場所へ。
待望の対面を果たすと、中の人は気さくな優しい表情の男性であった・・・

このアカウントを運営しているのは前田悟志(33)さん。
実は今回、敢えて実名で取材して欲しいとのこと。
そこにはある理由があった・・・

実は彼、うつ病を患っていた。




‐‐ まずお聞きしたいのが、うつ病を患っていらっしゃるということですが・・

はい。今はもう大丈夫です。もともと、モバイル系のプロデューサーをやっていたのですが、とにかく忙しくて働きすぎでいつしかうつ病になってしまいまして・・・実はずっと休職していました。引き籠もってしまい、怖くて外出も出来ませんでした。
今はもうこうやって外出も出来ますし、人に会うことも出来ます。
完全に治りましたね。


‐‐ どのようにしてうつ病を克服されたのですか?

実は、ツイッターのおかげなんです。


‐‐ えっ?具体的にはどういうことですか?

うつ病になってしまい、自分がどうなるのかすごく不安になっていた頃、テレビであのCMを見たんです。
(女優の)真矢みきさんが「あきらめないで!」と言っていたあのCMです。
その時、あの言葉になぜかすごく励まされたんです。すごく救われたんです。
あんまり人から「あきらめないで!」って言われることってないじゃないですか?
この言葉って意外と勇気づけられるもので、それでもっと多くの人にも同じように感じて欲しくてbotという形で始めたんですけど・・・
実は、人を励ましたいというよりも、自分を勇気づけて欲しかったんですよ。どちらかというと。
でも、思った以上にみなさんから反響が大きく、botなのにいつしか「ありがとう」って言われるようになって・・・すごくうれしかったです。ありがとうって言ってもらえることで、不安定な自分に自信がつきました。


‐‐ なるほど。相当ツイッターのおかげで自信がついたと?

自信というか、それまではホントに外にも出られなくて、完全に引き籠もりでした。会社も休職してこのままどうなってしまうんだろうと、不安しかなくて・・・そういう意味ではリハビリではないですけどツイッターは大きな力になってくれましたね。


‐‐ なんで今回、敢えて実名での取材をご希望されたのですか?


自分と同じような境遇で苦しんでいる人がたくさんいると思うんですが、決してあきらめてほしくなくて、少しでも参考になればと思いまして。

前田氏は写真家としても活動中


‐‐ でもbotを運営していくにあたり、苦労も多かったんじゃないですか?

そうですね、始めたのは今年の1月末からなんですけど、最初はキャラ立ちしていなかったから実は困りました(笑)
そこで、ちょっとだけ勇気づけられるタロットを作ってみたんです。
これがけっこうみなさん使ってもらい、タロットの結果を見て「よし今日はがんばろう!」とかツイートしてもらって・・・
これだけでも私はうれしくて、苦労もありますが逆に私が勇気づけられています。


‐‐ botだと気づかない人もいらっしゃったのではないですか?

はい(笑)
始めてからしばらくしたら、今度は“ガチ”で相談されるようになって・・・
彼氏にフラれたとか、仕事が見つけられないとか・・・ホントの相談が増えてきて、実は全部返信していたんです、友人感覚で。
私の場合、“100%のbot”と“20%の手動”という体制で、120%稼働でやっていますので。
それでまた、「ありがとう」って言われたりして、私自身ありがたかったんですけど、一方であんまり事情を知らないツイッター初心者の方からは“botじゃないだろ!”というお叱りを受けたりして、非常に難しい部分もありました。


‐‐ たしかにbotなのに手動でツイートするパターンはあんまりないですよね?

ええ。
私の場合はbotの新しい形を作りたいと思い、単純なbotにとどまらず、手動を交えてみなさんとやりとりさせていただいてます。
いまだにガチ相談も来ますし、タロット占いは1日で40〜50件くらいありますね。

今回前田氏と一緒に『ソラとウミの間には』を開催する
古性淑子さんの作品


ツイッターでうつ病からの復活を果たした“中みきさん”こと前田氏。
まだまだ話しは続くのであるのが、今回はここまで。
次回もbotについての驚くべき新事実が!
乞うご期待!


【お知らせ】

“中みきさん”こと、前田氏が写真展を開催!
8月4日(水)まで開催中!!

前田悟志×古性淑子 写真展
PhotograSync #01 『ソラとウミとの間には』
7月23日(金)〜8月4日(水)
場所:フォトカノン戸越銀座店(東京都品川区)
詳細はこちらまで!


【Nicheee!編集部のイチオシ記事】
大阪人が水に流してほしいこと
葉隠忍者の「ゆるキャラ狩り」がヤベェ
街で見かけても気づかない芸人は?
全然忍んでない忍者専門店
ユダヤ教徒用機内食を食してみるテスト