【詳細レポート】TUF6フィナーレ、フエルタ×グイダは年間ベストバウト!
というのも、前述したように知名度こそスーパースター級のフエルタ、試合内容もアグレッシブでファンの支持も高いが、その対戦相手はUFC初戦のファイターばかりで、いまだにしっかりと実力を測ることができる試合がなかった。
しかし、この日の相手グィダは、タイソン・グリフィンにも微妙な判定ながら敗れたもののマーカス・アウレリオを完封している選手。実力者として、認識されている。試合はいきなりグィダのテイクダウンでスタートした。バックをキープされたフエルタはヒザ十字を仕掛けて脱出。
フエルタの強みは、テイクダウンをされたあとや、ポジションを奪われたときのリカバー能力にある。特にスイッチが上手く、グィダに何度となくバック・コントロール、マウントを奪われながらも、その脱出に成功している。その後もテイクダウン+パウンドで試合の流れをつかめないままだったが、ケージを蹴り上げ腕十字に入るなど、これまでにない器用な面を見せるシーンもあった。
2Rも初回に続き、ノンストップアクションの激しい攻防になるが、試合はグイダのペースで進む。テイクダウンを許したフエルタがガードから力いっぱいグイダを蹴り上げ、隙間をつくって立ち上がろうとしたが、グィダはケージの弾みを利用して、こちらもまた思い切り跳ね返って再び、フエルタのバックを奪う。ここでも立ち上がることに成功したフエルタたったが、右フックを受け動きが一瞬止まってしまう。さらに右から左と打ち抜かれ、必死にガードポジションを取るものの、パウンド、ヒジを浴びた状態でラウンド終了のホーンに救われる。
最終ラウンド。ポイントでは完全に劣勢のフエルタは当然、必至の形相で前に出る。グイダも勢いに乗ったまま突進するが、ここでフエルタのヒザがボディにヒット。動きが止まったグィダがタックルを仕掛けた際に、フエルタの左ヒザが顔面にヒット。完全に足にきたグィダに、さらにジャンピング・ニーを見舞うフエルタ。そのまま寝技に移行し、バックマウントを奪うと、チョークで3R0分51秒タップを奪った。
一瞬も気が抜けない劣勢のなか、最後に逆転の1本勝ちを奪ったフエルタは、2008年名実ともにUFCライト級トップコンテンダー、そして名勝負製造請負人として、タイトル戦線に絡んでくることはまず、間違いないだろう。
なお、今大会のセミ前2試合には来日経験組みで、TUF6出演によりUFC参戦機会を得た2選手が出場した。第7試合に出場したジャレッド・ローリンズ(3月にケージ・フォース ウェルター級王座決定トーナメントで菊池昭に敗退)がジョン・クーベンハーバーと一進一退の打撃戦の末、3R2分01秒TKOで敗れたものの、根性ファイトで観客席を大いにわかせた。第6試合ではジョージ・ソティロポロス(昨年、ピュアブレッド大宮に長期滞在し、心、プロ修斗公式戦、柔術&ノーギ・トーナメントなど数々の試合で活躍)はビリー・マイルズのタックルを潰し、バックを制してわずか96秒リアネイキドチョークで勝利している。