『Michael/マイケル』の喋り声、どう再現?本人の普段の声がまったく違うので驚いた
マイケル・ジャクソンの人生を描く映画『Michael/マイケル』で、主演を務めるのは、マイケルの実の甥であるジャファー・ジャクソンだ。劇中でジャファーは、ステージ上の圧倒的なパフォーマンスだけでなく、マイケル特有の繊細な話し声までを驚くほど細やかに再現している。
実際にインタビューでジャファー本人と向き合ってみると、その印象はさらに強まる。が、普段のジャファーの話し声は、劇中で聞こえるマイケルの声とまったく違うのだ。では、あの独特なトーンや話し方をどのように身につけたのか。THE RIVERの単独インタビューで尋ねると、ジャファーは数年がかりの徹底した準備を明かした。
「YouTubeの動画や、自分で持っている音声テープの中から、彼が普通に会話している話し声をできるだけ聞き込んで、かなり練習しました。」
ジャファーが特に重視したのは、歌声ではなく“普段の会話”だった。世界中に残るパフォーマンス映像やインタビュー映像だけでなく、手元にある音声テープも含め、マイケルが自然に話している声を集め、日々耳に入れ続けたという。
「とにかく彼の話し声が入っているテープをかき集めて、数年間かけて毎日繰り返し聴き込みました。自分なりに外に出て、できる限りを尽くして話したり、ときどき外を歩きながら話したり、彼の声で本を声に出して読んだりしました。」
単に音を真似るのではなく、その声が自分の身体になじむまで反復する。ジャファーは、マイケルの声を“演じる”のではなく、意識しなくても自然に出てくる状態を目指した。
「完全にリラックスした状態で、まるで第二の天性のように自然に話せるようになるまで極めたかったんです。だから、あまり分析的に考えすぎないようにしました。考えなくても、自然に出てくるようにしたかったんです。」
マイケル・ジャクソンという人物を演じるうえで、ダンスや歌唱が大きな挑戦であったことは想像に難くない。しかしジャファーにとっては、ふとした会話のトーンや、言葉の置き方、声の抜き方といった細部もまた、マイケルを形作る大切な要素だったのだろう。
映画『Michael/マイケル』は大ヒット公開中。では、本作でマイケル・ジャクソン役を演じたジャファー・ジャクソン、その幼少期役のジュリアーノ・クルー・ヴァルディ、プロデューサーを務めた重鎮グレアム・キングへの単独インタビュー動画を公開中。撮影の裏側や背景など、映画がより楽しめるようになる貴重なトークをたっぷり引き出している。
