韓国の工学系人材はなぜ次々と中国の大学に向かうのか―韓国メディア

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中国メディアの環球時報は11日、韓国メディアのコリア・タイムズが「韓国の工学系人材はなぜ次々と中国の大学に向かうのか」と題する記事を発表したことを伝えた。

この記事では実際に中国行きを決めた人の例が紹介されている。最初に登場するのは韓国科学技術院(KAIST)のインターン生になった金さんの例だ。

昨年、17歳の金さんはKAISTのインターン生になり、韓国の大学に出願するか、それとも米国の理工大学にするかと考えていたところ、指導教員から思いも寄らない提案を受けた。それが中国への留学だ。「中国の理工大学を真剣に検討したことはあるか」「率直に言って、中国の科学技術は驚きの速さで進歩している。ロボットや人工知能(AI)分野で中国は他国を大きく引き離している。われわれは彼らから学ぶべきだ」と言われたという。

記事は、「中国のあるスタートアップは今年1〜4月に1万台以上の人型ロボットを生産した。一方、昨年韓国で生産された二足歩行ロボットはわずか30台だ」と記し、こうした対比が金さんの背中を押したと説明。さらに、金さんは決して特別なケースではないと述べ、「今は金さんのように韓国で生まれ育って優秀な成績を収めた若者が積極的に中国の大学の門をたたいている」と伝えた。

一方、20年にわたって中国留学サポート事業を行ってきた業界関係者からは、「中国留学の需要には二つの大きな変化が生じている。一つは、関心が人文系から理工系に明らかに転じたこと。もう一つは、優秀な理系学生(生徒)からの相談が増えていることだ」「彼らはより先進的な研究環境を求めている」との声が聞かれたという。

記事は、「中国は理工系分野で急速な発展を遂げている。昨年、世界の科学研究成果ランキング上位10大学のうち、6位のハーバード大学以外はすべて中国の大学だった」などと述べ、天文学者になる夢を持つ18歳の尹さんが北京理工大学への留学準備を進めていることを紹介した。

尹さんによると、「中国には韓国の数倍の数の天文台があり、さらに先進的な望遠鏡の建設も続いている」。尹さんは「研究が中断されることのない場所で学びたい」という。

さらに記事は、上海・復旦大学のAI専攻に合格した崔さんが在籍していた梨花女子大学を退学したことを伝えた。崔さんは工学を体系的に学びたいと考えており、「中国では商業化のスピードが速いため、研究者は現実世界で先進技術の応用を観察することができる。また、その過程からリアルタイムのデータを収集することも可能だ」と話したという。(翻訳・編集/野谷)