市電の接近表示器がトラブルで表示されず

鹿児島市電の電停で、電車の接近を知らせる「接近表示器」が表示されない状態が続いています。鹿児島市交通局は「老朽化のため復旧は難しい」としてアプリの活用を呼びかけています。

接近表示器は各電停に設置されており、車両のGPSの情報をアンテナで受信して2つ前の電停から車両の接近をリアルタイムで知らせるものです。

交通局によりますと、2014年度におよそ2億4000万円をかけて整備されましたが、今年3月29日にサーバーがダウンして以降、すべての停留所で表示されない状態が続いています。

専用アプリの活用を呼び掛け

5日、交通局の審議会が開かれ、担当者から、機器の老朽化で復旧が困難なためスマートフォンの専用アプリの活用を呼び掛けていることが報告されました。

一方、出席した委員からは「すぐに電車の位置が分からなくなり不便」、「スマートフォンを使いこなせない人もいる」などの声も上がりました。

審議会ではこのほか、昨年度、市電の脱線や車との衝突など重大事故や事故につながる可能性があった事案があわせて6件発生したことが報告されました。

また、昨年度の乗客数の速報値は市電が1179万3033人で、前の年に比べ103.3%、市バスが629万6363人で前の年に比べ101.3%でした。

乗客数が増えた要因としてモバイル定期券の利用者が増えていることなどが挙げられるということです。