「顔がいいだけ」とも言われた…timelesz佐藤勝利はなぜいまいち人気が出なかったのか、意外な「挫折と苦悩」

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テレ朝の伝統・刑事ドラマ枠で初主演中

現在放送中の刑事ドラマ『ボーダレス〜広域移動捜査隊〜』(テレビ朝日系)で、土屋太鳳さんとダブル主演しているtimelesz・佐藤勝利さん。

男性アイドル事情にそこまで詳しくない層からすれば、佐藤さんには“エリートジャニーズ”のイメージがあり、Sexy Zone時代からずっと順風満帆な芸能人生を歩んできたという印象があるかもしれません。

たしかに佐藤さんは2010年10月にジャニーズ事務所へ入所してから、わずか約1年後の2011年11月にSexy ZoneとしてCDデビューを果たし、グループの“不動のセンター”として活躍。エリートであることは間違いないでしょう。

佐藤さんは1996年10月生まれのため今年30歳。15歳でデビューし、それからジャニーズアイドルとしての人生を歩んできた彼のキャリアだけ見れば華々しく感じますが、実は意外にも挫折してもおかしくないような経験をいくつもしてきているのです。

――“佐藤勝利の負けの歴史”とは?

ジャニ内で存在感が薄かったSexy Zone

佐藤さんが所属する8人組グループtimeleszは大ブレイク中。

昨年2月に5名の新メンバーが加わったことで人気が爆発し、同年4月にはフジテレビ系で冠バラエティ番組『タイムレスマン』が始まり、同年10月からは日本テレビ系でも冠バラエティ番組『timelesz ファミリア』(日本テレビ系)がスタート。この両番組は深夜帯の放送でしたが、今年4月から『タイムレスマン』は金曜のGP帯の1時間番組に昇格、『timeleszファミリア』も日曜午後の1時間番組に昇格しているのです。

それだけでなく、新体制となってから初めてのアルバムは初週だけで60万枚突破というCDセールスを誇り、新体制1年目で東京や大阪でのドームツアーを成功させるなど、乗りに乗っています。

そんなtimeleszですが、そもそもとても複雑な歴史を持つグループ。

2011年に5人組グループSexy Zoneとしてデビューするも、2022年12月にマリウス葉さんがグループ脱退、2024年3月に中島健人さんがグループ脱退し、佐藤勝利さん、菊池風磨さん、松島聡さんの3人体制になった時点でtimeleszに改名。その後、Netflixで独占配信したオーディション『timelesz project』を開催し、合格した5名が昨年2月に加入したという経緯を持つ稀有なグループでした。

ただ、8人体制となって大ブレイクしているtimeleszですが、Sexy Zone時代はジャニーズ内で微妙なポジションと言わざるを得ないグループだったのです。

Sexy Zone名義のCDシングルは全26作すべてで「オリコン週間シングルランキング」1位を獲得しているなど、決して売れていないわけではないものの、SMAPや嵐のように“国民的アイドルグループ”にはほど遠く、ジャニーズ内での序列も高くありませんでした。

まず、シングル全26作が1位で2020年発売の「RUN」はスマッシュヒットしたとはいえ、国民に広く浸透していると断言できるヒット曲は皆無。ファンクラブの会員数も、ほかのジャニーズグループはファンクラブ発足から1年以内に10万人程度が集まることが多いそうですが、Sexy Zoneが10万人を超えたのは発足3年目と、遅めだったといいます。

それだけでなく、2018年デビューのKing & Prince、2020年デビューのSnow ManとSixTONESの人気はすさまじく、あっという間に追い越されてしまった感は否めず。ジャニーズ内で存在感が薄れていたのです。

Sexy Zone内でトップ人気でもなかった

このようにSexy Zoneはジャニーズ事務所内で微妙なポジションで序列も低めだったものの、そうは言っても佐藤さんはグループのセンター。Sexy Zoneの人気を牽引していたはず――と思うかもしれませんが、実状は少々異なります。

Sexy Zone時代の前期・中期の佐藤さんは“不動のセンター”として君臨していましたが、それは彼のビジュアルのよさを故・ジャニー喜多川氏が気に入って、ジャニー氏から寵愛を受けていたからだというのが通説。

佐藤さんは、ジャニー氏の“スペオキ”(スペシャルお気に入り)だったため、歌唱力やダンス力が高く評価されていたわけでもなく、ファン人気やお茶の間知名度がグループ内トップというわけでもないのに、ずっとセンターを担っていたと言われています。“佐藤勝利は顔がいいだけで歌もダンスもいまいち”といったことも囁かれていたのです。

ではグループ内で実質的にトップの人気と知名度を誇っていたのは誰かというと、2024年に脱退した中島健人さんでしょう。

たとえば中島さんは2018年と2019年の2年間、『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の名物企画「ゴチになります」のレギュラーに抜擢され、お茶の間での知名度を高めていました。

また、GP帯・連ドラの主演経験も複数アリ。2018年の『ドロ刑 -警視庁捜査三課-』(日本テレビ系)に主演、2020年の『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ)に当時King & Princeだった平野紫耀さんとダブル主演、2021年に『彼女はキレイだった』(フジテレビ系)に小芝風花さんとダブル主演していたのです。

ちなみに佐藤さんは、GP帯の連続ドラマとしては放送中の『ボーダレス』が初主演作。

中島さんが約8年前にすでにGP帯主演を果たしていたことを考えると、だいぶ水をあけられていたことになります。佐藤さんもSexy Zone時代に深夜帯の連ドラ主演はしていますが、いまになってGP帯作品の主演オファーが来たのは、大ブレイクしているtimelesz人気があってこそという穿った見方もできてしまうわけです。

いずれにしても、Sexy Zoneの多くの楽曲でセンターポジションを担っていたのは佐藤さんだったものの、グループ内でトップの人気と知名度を誇り、実質的にSexy Zoneを牽引していたのは中島さんだったと言っても過言ではないのです。

30歳を目前にして辿り着いた達観の境地

佐藤勝利さんに対してエリート街道を驀進してきたイメージをお持ちの方々も少なくないかもしれませんが、意外にも彼のアイドル人生は順風満帆ではなかったということがおわかりになったのではないでしょうか。

それは佐藤さん自身の言葉からも透けて見えます。

たとえば昨年10月、女性ファッション誌「CLASSY.」で佐藤さんが受けたインタビューでは、仕事で失敗したときなどの気持ちの立て直し方を尋ねられ、こう語っていたのです。

《いや〜、基本落ち込むことばっかりですよ(笑)。(中略)ちゃんと落ち込んで、ちゃんと寝たら次の日にはもう忘れています…というか、次の問題にぶち当たって、また違うことで悩んで…そういうことの繰り返しです(笑)。そうやって人は大きくなるものですよね。》

今年1月に女性向けネットメディア「モデルプレス」でのインタビューでも、次のように語っていました。

《昔はわけもわからず悲しんでいた時期もありました。でも今は、自分の弱さや、できないことを認めることができるようになったんです。》

《自分の好きなこと、得意なことを伸ばせばいいんだと思えるようになりました。弱さを認めることで、気持ちが楽になったんです。》

《10代、20代で感じていた狭い世界での苦しみは、経験という時間が解決してくれました。階段を一歩ずつ上っていけば、いつかその弱みさえも強みと言えるくらいまで成長できるかもしれない。今はそんな風に、自分自身の変化を楽しめています》

これらの言葉から、佐藤さんがSexy Zoneというグループについて、Sexy Zone内での自身の立場について、そして“佐藤勝利”個人の活動について、苦しみ悩んでいた時期があったことは想像に難くありません。

しかし、そんな苦悩を乗り越え、30歳を目前にして達観した境地に至っていることも窺えるというものです。

ここから“勝ちの歴史”に塗り替わるか

中島健人さんが何度も経験しており、菊池風磨さんも2023年の『ゼイチョー 〜「払えない」にはワケがある〜』(日本テレビ系)で経験済のGP帯・連ドラ主演という大役を、佐藤さんはいま『ボーダレス〜広域移動捜査隊〜』で担っています。

『ボーダレス』は警察内の“縄張り争い”を打破すべく試験的に運用が開始された、大型トラックを捜査本部とする「移動捜査課」の刑事たちの活躍を描くストーリー。

佐藤さんが演じる主人公はノンキャリアの新人刑事で、明るくポジティブな熱血漢。物事をあまり深く考えずに、何事にもぐいぐい進んでいく猪突猛進タイプの刑事を好演しています。

先ほどのインタビューの発言を踏まえると、この『ボーダレス』主演という大きな仕事も、彼にとって自身の長所を伸ばしていくための一環なのでしょう。

『ボーダレス』が放送されているテレ朝の水曜21時枠は、『相棒』をはじめ、佐藤さんの事務所の先輩が主演を務めていた『刑事7人』や『特捜9』など、長期シリーズ化した刑事ドラマを生み出してきた枠です。

『ボーダレス』はいまのところ視聴率が苦戦気味ですが、最終話までに固定ファンをしっかり掴むことができれば、シーズン2、シーズン3とシリーズ化が実現する可能性も。そうなれば、佐藤さんの俳優業の土台となってくれることでしょう。

――若くして華々しくデビューするも、その後は“負けの歴史”を歩みながら、グループの大ブレイクや連ドラ主演というチャンスを掴んだ佐藤勝利さん。彼のアイドル人生はここから“勝ちの歴史”に塗り替わっていくのかもしれません。

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