「顔変わった?」韓流スターにつきまとう整形疑惑 日本出身アイドルらが示す“毅然とした拒絶”

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韓国女性グループaespaの日本出身メンバーであるジゼルは、先日行ったインスタライブでとあるユーザーから「毎月新しい顔になっていると言われることを、率直にどう思うか」と外見に関する質問を寄せられた。

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これに彼女は、「おもしろい。不可能に近いことを信じているみたいだから」といった趣旨の発言を残した。“毎月のように顔が変わる”という指摘を、本人が軽やかに否定したのである。

この返答が注目を集めたのは、ジゼルが単に整形説を否定したからではないだろう。K-POPアイドル、特に女性アイドルは、カムバックやイベント、空港での写真が公開されるたびに「顔が変わった」と指摘されやすい存在だからだ。

外見の変化に対する過剰な視線

顔の印象は、驚くほど簡単に変化する。髪色や眉の形、アイメイク、カラーコンタクト、輪郭のメイク、リップの描き方に加え、体重の増減、むくみ、照明、カメラの角度、写真の補正などが影響する。K-POPアイドルは活動ごとにコンセプトを刷新するため、同一人物であっても時期によってまったく異なる印象を与えることがあるのだ。

ジゼル(写真提供=OSEN)

実際、ジゼル本人も米ファッション誌『VOGUE』のビューティー企画で、カラーコンタクトを選びながら「どのレンズを着用するかで私の見た目はかなり変わる」と語っている。別の明るいブラウン系レンズを試して印象の違いを見せる場面もあり、普段よく使う黒いレンズを入れた際には「生気が宿った」「コンタクトを入れる姿を見せるのはこれが初めてだ」と話していた。

つまり、ジゼルの顔の印象はメイクやレンズだけでも大きく変化する。その変化を即座に「整形した」という視線で捉える点に、現在のK-POPビジュアル文化の過剰さがあるのかもしれない。ただ、ジゼルのように「整形したのではないか」と疑われた韓国スターは少なくない。

「アジアの歌姫」であるBoAもその一人だ。2024年2月、ドラマ『私の夫と結婚して』に出演した際、視聴者の間で「顔が変わった」という反応が広がり、特に唇をめぐって整形疑惑が浮上した。

これに対しBoAはライブ配信で、「最近、私の外見に多くの方々が関心を持っているようだ」と述べたうえでオーバーリップや口元の癖に触れ、「心配しなくてもいい。私の唇はきれいだ」とクールに返答した。

BoA(写真提供=OSEN)

キム・ヨナも、二重まぶたの整形疑惑について自ら言及したことがある。もともと一重まぶたの印象が強かった彼女は、二重がはっきり見える写真をきっかけに疑惑が浮上した。

すると本人がインスタグラムで「二重まぶたの手術はしていません」と明確に否定した。二種類のまぶたの状態を並べて提示したうえでの反論であった。

歌手やアイドル、女優だけではない。国民的スポーツスターであっても、少し印象が変われば「顔が変わった」と言及される。そこには、韓国スターの外見がいかに細部まで注視されているかが表れている。

キム・ヨナ(写真提供=OSEN)
整形をめぐる多様なスタンスと境界線

一方で、整形を隠さずに語るスターが多いのも事実だ。

2000年代のトップグループJEWELRY出身のソ・イニョンは、2025年10月のライブ配信で整形手術の副作用について率直に明かした。かつて鼻先を尖らせていたが、現在は鼻のプロテーゼをすべて取り除いたと告白し、「もう鼻には何も入れられない状態だ」とまで語った。

今年、15年ぶりに再結成したSee Yaのナム・ギュリも、整形を正直に告白したことで事務所から警告を受けたというエピソードを明かしている。彼女は過去に整形を認めたことについて、「事実なのにどうすればいいのか」と笑い飛ばした。

ナム・ギュリ(写真提供=OSEN)

こうして概観すると、韓国芸能界における整形をめぐる空気は一様ではないことがわかる。否定する者もいれば、認める者もいる。副作用まで詳細に語る者もいれば、メイクやコンディションの変化を整形疑惑として受け取られてしまう者もいる。

整形そのものは、韓国芸能界において決して珍しいテーマではない。美容施術や外見管理が身近に語られる土壌もある。さらに言えば、アイドルやスターがビジュアルでも評価される職業である以上、外見の変化が注目されること自体は避けられないだろう。

ただし、注目することと、本人に直接それをぶつけることは別問題である。

「顔が変わったのではないか」と感じること自体は、ビジュアルを見せる仕事である以上、ある程度は不可避だ。しかし、それを本人のライブ配信やSNSに直接書き込み、「また整形したのか」「1カ月ごとに新しい顔だ」といった言葉として浴びせるとき、それは単なる感想を超え、本人の顔をその場で審査するような暴力性を帯びてしまう。

少し痩せた、あるいはむくんだ、メイクが変わった、レンズが変わった。そうした見え方の違いまで、即座に整形疑惑として本人に突き返される。ビジュアルで注目される仕事だからといって、根拠のない疑念を常に直接受け止め続けなければならないわけではない。

ジゼルの「不可能に近いことを信じているみたいだ」という返しが痛快に響いたのは、疑惑を深刻に捉えすぎず、さらりと受け流した点にある。1カ月ごとに顔を判定されるような空気に、真正面から憤るのではなく、軽い笑いで距離を置いてみせたからだ。

K-POPのビジュアル文化は強固である。だからこそ、顔の変化はすぐに話題となる。

しかし、見た目の変化を楽しみ、語り、評価することと、それを根拠のない整形疑惑として本人にぶつけることは同じではない。ジゼルの軽やかな返答は、その境界線について考えさせるものであった。

(記事提供=スポーツソウル日本版)