中国が「長征6号改」を打ち上げ 通信衛星コンステレーション「千帆」18機を軌道投入
CASC(中国航天科技集団)は日本時間2026年5月12日、太原衛星発射センターから「長征6号改(Long March 6A)」ロケットを打ち上げ、搭載していた通信衛星18機を所定の軌道へ投入しました。
打ち上げに関する情報は以下の通りです。
打ち上げ情報:長征6号A(千帆 極軌09組)
・ロケット:長征6号改(Long March 6A)
・打ち上げ日時:日本時間 2026年5月12日 20時59分
・発射場:太原衛星発射センター 9A射点(中国)
・ペイロード:千帆(Qianfan / SpaceSail)極軌09組 18機
今回投入されたのは、中国の低軌道通信衛星コンステレーション「千帆」を構成する「極軌09組」にあたる衛星です。中国の公式発表では「千帆極軌09組衛星」と表記されています。「千帆」は上海スペースセイル科技(Shanghai Spacesail Technologies)が運用する低軌道通信衛星コンステレーションで、「SpaceSail」とも呼ばれています。2024年8月の初打ち上げから数えて通算8回目の打ち上げとなり、今回のミッションにより累計144機が軌道上に展開されたことになります。
千帆は、2027年までに1296機の衛星による初期ネットワークを構築する計画で、最終的には1万5000機規模への拡大が承認されています。ブラジル、マレーシア、カザフスタンなどでの海外展開も進められており、年内のサービス開始を目指しているとの報道もあります。
前回の打ち上げは2026年4月7日に海南商業航天発射場から長征8号で実施された「千帆 第7グループ」18機で、今回は約1か月ぶりの打ち上げとなりました。千帆コンステレーションは衛星の軌道上昇に関する問題への対応などを背景に、約7か月にわたって打ち上げを中断していたと報じられています。前回と今回の打ち上げ間隔が短くなったことから、定期的な打ち上げペースが再開されつつある可能性があります。
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文/sorae編集部 速報班 編集/sorae編集部
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