クルーズ船乗客は完全隔離で帰国へ

ハンタウイルスの集団感染が疑われるクルーズ船を受け入れを表明したスペイン政府は、乗客らを完全に隔離した状態で、各国に帰国させる方針を明らかにしました。
スペイン政府は7日、ハンタウイルスの集団感染が疑われるクルーズ船が、10日の午前中にも、カナリア諸島・テネリフェ島へ到着すると明らかにしました。
日本人1人を含む船に残っているおよそ140人の乗客・乗員に症状が出ている人はいませんが、スペイン政府の担当者は、地元住民との接触を避けるため、乗客を完全に隔離した状態で移送すると説明しました。
乗客は島の封鎖区域から専用車両で空港へ移送され、各国が手配した航空機などで帰国する計画です。
このクルーズ船を巡っては、8人がハンタウイルスに感染が確定、または感染した疑いがあり、このうち3人が死亡しています。
ハンタウイルスは通常、ネズミなどげっ歯類を介して感染しますが、今回確認されている南米由来の「アンデスウイルス」はヒトからヒトへの感染も報告されています。
WHOは7日、ヒトからヒトへの感染は、「長時間の濃厚接触」があった場合に限定されるとして、「大規模な流行になるとは思わない」という見解を示しています。(ANNニュース)
