少年2人を“殴打”し立てこもり…警官ら突入も男の姿なし 犯行に使用のハンマーなどは自宅内で発見 東京・福生市
29日朝、東京・福生市で男がハンマーで少年2人を殴るなどした後、自宅に立てこもりました。警視庁はその後、自宅に突入しましたが男の姿はなく、現在も逃走中です。
■44歳男が“立てこもり”捜査員突入も姿なし…一体どこへ

29日、東京・福生市で起きた“立てこもり事件”。
警察官らが突入する瞬間の映像からは、家屋の2階付近に静かにはしごを立てかける様子に続いて、“せん光弾”とみられる、3秒ほどのけたたましい破裂音、そして屋根の上でも捜査員がスタンバイしている様子などが確認できます。
「動くな!」
「どう、2階いる?」
しかし、そこに姿はなし。44歳の男は一体どこへ…。
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事件が起きたのは、東京・福生市。周辺には朝から多くの警察官の姿が。
記者
「住宅街に規制線が張られ、警察官が複数人います」
警視庁などによりますと、44歳の男が2人の少年をハンマーで殴り、その後、家に1人で立てこもったというのです。
午前7時半前、「ハンマーを持っている人がいる。1人殴られている人がいる、早く来て」と通報があった。
東京・福生市。JR福生駅から700メートルほどの住宅街で事件は起きました。
目撃者
「午前7時すぎごろにケンカをしていたみたい、男の子がパトカーに乗せられて。危ないから車の中に乗ってと警察に言われ、保護されていた。すごく物騒だなと。びっくりした、さすがに」
■男が家からハンマーを手に接近 母親の制止振り切り…

警視庁によりますと、29日朝、現場の近くで会話をしていたという10代の男女のグループ。そこは44歳の男の自宅前で、男の母親が注意して静かになったものの、男女らは、その場にとどまり続けていたといいます。
すると、男が家からハンマーを手に接近。母親の制止を振り切り、少年2人を殴ったというのです。1人は頬を殴られ骨折の疑い。もう1人は、右肩にケガをしているということです。また、44歳の男と少年らに面識はないとみられます。
その後、警察官が男の自宅に駆けつけると、男は母親に連れられ外へ。しかし、手に持っていたサバイバルナイフを警察官の方へ向け、さらに、“噴霧器”のようなもので何かをまき、自宅に立てこもったといいます。警察官3人が軽傷です。
目撃者
「警察官が1人、左の額が赤く腫れていた。スプレーみたいなものでかけられたのだと思う。『来るなー』とかそんな感じ」
■犯行に使われたハンマーなど自宅から見つかる

目撃者が撮影していた映像には、道路を駆け抜ける警察官とみられる姿。音声をよく聞くと。
「止まりなさい!」
制止を呼びかける声に、何かをたたくような音や指示を出すような声も残されていました。
「おら! 出てこい!」
「裏から入るよ! 裏から!」
警察官は、男の自宅を包囲。
「どう、2階いる?」
正午ごろに突入しましたが、男は逃走。犯行に使われた、ハンマー、ナイフ、噴霧器はすべて自宅から見つかったということです。
目撃者
「しばらく見ていたが、犯人が出てこないからどうなったのかと。子どもがいるから戸締まりなどちゃんとしようと。怖い」
逃走している44歳の男は、身長173センチでガッチリした体形で丸刈り、上下グレーのスエットだということです。
警視庁が行方を追っています。