ハマグリ“密漁”取り締まり 違反者続出…「わからなかった」あきれた言い訳も
ゴールデンウイークに人気の潮干狩りですが、茨城県のビーチでは29日、ハマグリの密漁の取り締まりが行われました。禁止エリアで貝をとるなど違反者が続出、取り締まりに密着しました。
■“違反者”からはあきれた言い訳続出…

あいにくの天気でも、狙うは今が旬のハマグリ。
「がんばれ! がんばれ!」
――パパ、こう言われてますよ
「俺の力じゃどうにもならない。いるかどうかは貝次第」
近場で日帰りがトレンドの今年のゴールデンウイーク。正しく潮干狩りを楽しむ人がいる一方、毎年“密漁”が問題となるこのビーチ。
海上保安庁や県などによる合同取り締まりが行われましたが、“違反者”からはあきれた言い訳が続出。
“違反者”
「(駐車場の)おじさんが大丈夫だよ、とって(と言っていた)」
――駐車場の人がとっていいと言った?
“違反者”
「海上保安庁が帰ったから平気だと」
現場は、茨城県の人気潮干狩りスポット「大洗サンビーチ」。こちらのビーチでは、波消しブロックより北側で潮干狩りができますが、南側は資源保護のため、潮干狩りを禁止されています。
それなのに、知ってか知らずか、潮干狩りをする“違反者”が。
◇

――これはなにをとっている?
“違反者”
「なんだっけ…ハマグリです」
――エリアが決まっている
“違反者”
「そうなんですか? わからなかったです」
1人は海に返したものの…。
記者
「持って行きますね」
仲間の2人は海に戻さず、そのまま車へ戻っていきました。
■手には“本格的な網” 「わかんなかった」

「禁止区域」では、はるか沖へと向かう人の姿が。
県の職員
「逃げてるよ、だいぶ沖ですね」
県の職員が、荒れた海の中に入り追いかけます。
記者
「すごく奥まで。絶対、気づいてますよね」
ウエットスーツ姿で、手には漁で使いそうな本格的な網。陸へ上がってくると…。
県の職員
「なに逃げているんだよ、ダメだよ逃げちゃ。入っていないの? ポッケ。ダメだよ、ここ禁止区域だから」
“違反者”
「わかんなかった」
県の職員
「なに言ってんだよ」
県の職員
「えらい使い込んでるじゃない、道具だって」
“違反者”
「もらったやつだから」
県の職員
「もらったってダメなものはダメだから」
びしょ濡れの県職員に状況を聞いてみると…。
県の職員
「やって(とって)ましたね」
――貝はどうした
県の職員
「水中で放流していましたね。無理だと思った瞬間に放流していた」
■守るべきルールはほかにも… 海保や県ら連休中見回り強化

守るべきルールは、場所以外にもありました。
「3センチ以下の小さいものはダメ」
このビーチでとっていいのは、大きさは3センチを超えた貝で、量も1人あたり1キロまで。網がついていないものなど、使える道具も指定されています。
◇

こちらの男性は「禁止区域」で潮干狩りをしていた上、貝の大きさも3センチに満たず“ルール違反”。
「柄が133.5cm」
道具の柄の長さも50センチ未満と決められていますが、倍以上の“長さ違反”。
――何でこんなことされたか
“違反者”
「理由なんてわからないよね。おみやげで持って帰ろうかと。体が悪いので、つえ代わりにいいんじゃないかなと思って」
後日、海保に出頭して取り調べが行われることに。29日は、2人が検挙されたということです。
茨城海上保安部・中川貴宏課長
「あまり重大な罪を犯した意識がない。お父さんが捕まるところとか、我々も家族連れの前では本当に気をつかいます」
