KNB北日本放送

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高岡市の土地開発公社が取得した高岡駅南の土地について、角田前市長時代に市役所の移転先にしようと計画していたことを示す資料が明らかになりました。活断層が通っている可能性が以前から指摘されていたにも関わらず計画したことを、出町市長は、きょうの記者会見で改めて問題だとしました。

高岡市 出町市長
「ダイエー跡地を購入する際に(活断層の可能性は)、ちゃんと重要事項説明書の中で明記されていることなんです。あそこで市役所を建てるという考えも今後出てくるかもしれないじゃないですか、その時に私はそれを隠したまま建てるという判断はしにくいだろうなと」

問題となっているのは、角田前市長時代に高岡市土地開発公社が8億6000万円で取得した、高岡駅南のおよそ1ヘクタールの土地です。

国土地理院が2015年に公表した調査結果で、高岡断層と呼ばれる活断層が走っている可能性があると記されていました。

出町市長は今月20日、前市長が活断層がある可能性を知りながら、この土地に新しい市役所を建設しようとしていたと発言しました。

出町市長はきょうの会見で、発言の根拠は、去年、前市長時代に作成されたサマーレビューと呼ばれる市の予算編成に向けた内部資料で、市役所整備についての記述を目にしたからだと話しました。

こちらが、KNBが情報開示請求で入手したサマーレビューの資料です。

市役所の整備についてA・B・Cの3つの案が示されています。

このうちA案とC案には「駅南新庁舎」と記されていました。

そしてA案には、新庁舎開庁までの詳細な記述があります。

出町市長は就任後に市の幹部から、新庁舎整備はA案を前提にしていると説明を受けたとしました。

出町市長
「少なくとも僕が議論にしたかったのは、あそこの土地で庁舎を前提に進んでいた話。その中で、重要特記事項に書かれていたことをまったく議論しないまま進んでいくことに対しては、僕はちょっと違和感があって、こういう思いで白紙撤回したし、活断層の話もしゃべらせていただくことにしました」

また出町市長は、活断層について市が調査できるのかどうかを議論したうえで、駅南の土地の活用法を考えたいとしました。