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従来と異なるデザインを採用

BYD傘下の高級ブランドであるデンツァ(騰勢)は、北京モーターショーにて、新型のフラッグシップモデル『Z』の量産仕様を公開した。

【画像】高出力の電動スーパーカー、BYDが投入【新型デンツァZを詳しく見る】 全7枚

新型Zは最高出力1000psを超える4人乗り電動スーパーカーであり、0-100km/h加速タイムは2.0秒未満とされている。これはリマック・ネヴェーラと同等の速さだ。


北京モーターショーで公開されたデンツァZ    AUTOCAR

7月に英国で開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでは、実走行を披露する予定だ。

デザインを手掛けたのは、BYDのチーフデザイナー、ヴォルフガング・エッガー氏で、過去にはアルファ・ロメオ8Cコンペティツィオーネなどを担当したことでも知られる。曲線基調の滑らかなボディラインとクリーンなキャブフォワード・シルエットなどは、コンセプトカーを忠実に踏襲したものだ。

ターコイズとイエローで明るく彩られた車内は、BYDの従来のスタイルから一線を画し、物理的な操作系や角張ったステアリングホイールが採用されている。ドライブモードやサスペンション調整機能と思われるものも確認できる。

センターコンソールやバケットシートの背面にはカーボンファイバーが露出し、スポーティな性格を強調している。

欧州向けの高級スポーツモデル

異例のことだが、デンツァはZをまず欧州で発売する。英国やドイツの伝統的なメーカーが支配してきた同市場で足場を固めてから、中国での販売を開始する方針だ。

詳しい仕様詳細についてはまだ明かされていないが、デンツァは以前、Zにはステアバイワイヤ・システム、4基の独立制御モーター、そしてハイパーカーのヤンワンU9と同じ「DiSus-M」磁性流体サスペンションが搭載されると述べていた。


北京モーターショーで公開されたデンツァZ    AUTOCAR

そのため、路面の変化を予測してシャシーを自動的に調整するダンパー技術が搭載されることになるが、ヤンワンU9のようにジャンプすることができるかどうかは未確認だ。

価格についてもまだ言及されていないが、スペック上ではZの最も近いライバルはマセラティ・グラントゥーリズモ・フォルゴーレで、その価格は18万ポンド(約3880万円)からとなっている。

既存のライバル車よりも低価格で展開する可能性もあるが、まもなく発売予定のシューティングブレーク『Z9 GT』の約10万ポンド(約2150万円)よりは、当然ながら大幅に高くなるだろう。

北京モーターショーのブースに展示されているのはソフトトップのコンバーチブルだが、クーペ仕様も用意される予定だ。さらに、最近ドイツのニュルブルクリンクで大型リアウィングを装着してテスト走行しているのが目撃されたように、ハードコアなサーキット仕様も登場する見込みだ。