ICL手術後の「やってはいけないこと」リスト!運動や温泉はいつからOK?
次世代の近視治療として現在、大きな注目を集めている「ICL」。しかし一方で、「手術に痛みが伴うのでは?」「失明のリスクは?」など、リスクが気になっている人も多いと思います。今回は、ICLの注意点などを「きくな湯田眼科」の湯田先生に解説していただきました。
監修医師:
湯田 健太郎(きくな湯田眼科)
浜松医科大学医学部医学科卒業、東京大学大学院医学系研究科修了。その後、横浜南共済病院、横浜市立大学附属病院、ハーバード大学医学部などで経験を積む。2021年、神奈川県横浜市に位置する「きくな湯田眼科」の副院長に就任。医学博士。日本眼科学会専門医。日本神経眼科学会、日本眼科手術学会の各会員。横浜市立大学附属病院眼科客員講師、日本大学医学部附属板橋病院眼科兼任講師。
編集部
ICLを受ける上での注意点はありますか?
湯田先生
術後は医師の指示通り、感染症を予防するために目薬を使用してください。また、日常生活では1週間程度、以下の5つに気をつけてください。
・目をこすったり、かいたりしない
・重いものを持ち上げるといった眼圧が上がるようなことを避ける
・ほこりや煙が多い場所を避ける
・保護メガネを着用する
・うつ伏せではなく、なるべく仰向けで寝る
編集部
そのほかに気をつけることはありますか?
湯田先生
術後1カ月間は、温泉やサウナ、プールを控えてください。また、術後1週間は基本的に運動を避けましょう。1週間経ったら目に汗が入らない、目をぶつけないといったことに注意しながら徐々に運動を再開することができます。術後1カ月が経過すれば日常生活に制限はなくなります。
編集部
手術後は、すぐ見えるようになるのですか?
湯田先生
大半の患者さんが、翌日から数日以内に見えるようになります。手術当日はまだぼんやりしていることが多いので、目を休ませてください。
編集部
術後も検診が必要なのでしょうか?
湯田先生
医療機関によって異なりますが、当院の場合はまず、術後の翌日か翌々日に検診を受けていただきます。それから1週間後、1カ月後までは必須で検診を受けていただきます。その後は患者さんと相談しながら、ご希望があれば術後3カ月や半年にも検診をおこないます。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
湯田先生
ときどき「眼科医はICLを受けない」という言葉を耳にすることがあります。それだけ「ICLは危険」「怖い」というイメージを持たれている人が多いと言うことだと思いますが、そんなことはありません。実際、当院ではすでに3人の医師がICLを受けています。また、「ICLには感染症などのリスクがあるので怖い」という話も聞きますが、コンタクトレンズにもリスクはあります。コンタクトレンズによる感染症で失明する人もいます。それと比べたらICLは非常に安全性が高く、効果の高い治療法なので、ぜひ前向きに検討してほしいと思います。
※この記事はメディカルドックにて<【「眼科医はICLをやらない説」のウソ・ホント ICLのリスクや合併症、受ける上での注意点を解説>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
