終了間際の同点弾を取り消され、アル・アハリの選手たちは不満を露わにした。(C)AFC

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 異例の事態とあって、大きな注目が集まっている。

 現地4月21日に開催されたアジア・チャンピオンズリーグエリート(ACLE)の準決勝で、FC町田ゼルビアはUAE王者のアル・アハリと対戦。12分に相馬勇紀が奪ったゴールを守り抜き、1−0で激戦を制した。

 敗れたアル・アハリ側が激怒し、猛抗議したのは最終盤の判定だ。

 90+2分にギリェルミ・バラが強烈なミドルシュートを突き刺し、同点と思われたが、主審がオン・フィール・ドレビューの末に、得点を無効に。町田は90+1分に望月ヘンリー海輝を送り込んだなか、アル・アハリは望月がピッチに入る前にスローインをし、バラのフィニッシュに繋がる攻撃を始めていたためだった。

 アメリカの大手スポーツメディア『ESPN』もこのシーンにフォーカスしており、「物議を醸す結末のなか、町田が決勝進出」と題した記事を掲載。「アル・アハリが不運だと感じるのも無理はない。交代を理由にVARによってゴールが取り消されたのは、おそらく史上初のケースだからだ」と伝えた。
 
 同メディアは一方で、町田の奮闘を称賛。「組織力が高く、ピッチ上の全選手が自分の役割を理解し、アンダードッグのチームを象徴する粘り強い決意を持って遂行した」「感動的な快進撃」とも綴った。

 アジア制覇まであと1勝。黒田剛監督が率いるゼルビアは、ACLE初出場で初優勝という快挙を成し遂げられるか。25日に行なわれる決勝の相手は、準決勝でヴィッセル神戸を逆転撃破した前回王者、アル・アハリ・サウジ(サウジアラビア)だ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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