福島の除染土、防衛省と最高裁敷地でも再利用へ…すでに首相官邸でも再利用・計12か所に拡大
石原環境相は21日の閣議後記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う除染作業で出た福島県の除染土を、防衛省(東京都新宿区)と最高裁(同千代田区)に運んで再利用すると発表した。
実施時期は未定という。除染土は千代田区内にある首相官邸や中央省庁の敷地内では既に再利用されているが、防衛省のある新宿区では初めて。
同省によると、新たに再利用される除染土は計6立方メートル。除染土は福島県内の中間貯蔵施設で保管され、2045年までに県外で最終処分することが法律で定められている。政府は昨年、国民の理解を広げるため、首相官邸の庭や中央省庁9か所の花壇などの土として除染土の再利用を開始。最高裁と防衛省に運ばれれば、計12か所に拡大する。
政府は今後、省庁の地方機関などでの再利用も進める方針で、石原氏は「一層の理解醸成が図られることを期待している」とした。
