今シーズンで現役引退したフィギュアスケートの坂本花織選手とりくりゅうペア(写真:アフロ)(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

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ミラノ・コルティナ五輪のペアで日本史上初の金メダルを獲得した「りくりゅう」こと三浦璃来選手・木原龍一選手ペアが17日、自身のSNSで現役引退を発表。長年日本をけん引したスターの引退が続きますが、次世代の若手選手の活躍にも期待がかかります。

今シーズンは、女子シングルで銀メダルを獲得した坂本花織選手も世界選手権で4度の優勝と輝かしい成績を最後に引退。トップメダリストたちが相次いでリンクを去ることになりますが、これに続く若い世代の台頭により、日本のスケート界には新たな勢いが生まれています。

ペアでは「ゆなすみ」こと長岡柚奈選手・森口澄士選手ペアが急成長を見せています。昨年9月の五輪最終予選で自力での出場枠獲得を果たしました。さらに3月の世界選手権ではフリー3位、総合4位と大躍進。自己ベストを更新する209.13点を記録し、来季の日本の出場枠「2」を確保するなど、新エースとして大きな期待がかかります。

女子シングルでは、次世代のエースとして中井亜美選手が台頭しています。ミラノ・コルティナ五輪では、ショートプログラムで自己ベストの78.71点をマークし首位発進。フリーでも粘り強い演技を見せ、初出場ながら銅メダルを獲得しました。坂本選手が引退した今、オリンピックの表彰台を経験した存在としてこれからの日本女子を引っ張る立場となります。

さらに、ジュニアで圧倒的な成績を残してきた島田麻央選手もシニアへ転向します。今季は世界ジュニア選手権で史上初の4連覇を達成。ジュニア時代の4シーズンで全39試合で39連勝という驚異的な記録を残し、来季から本格的にシニアの舞台へ移ります。五輪メダリストの中井選手らと同世代のライバルとして、再び世界の頂点を争うことが期待されます。

長年チームを支えた選手たちが一線を退きますが、ペア・シングル共に世界と渡り合える若手が次々と現れているフィギュア日本代表。これからの活躍も楽しみな布陣が揃っています。