警視庁

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 息子を装って高齢女性から現金50万円を詐取したとして、警視庁などは9日、いずれも住所不定で無職の27歳の男を詐欺容疑で再逮捕したと発表した。

 2人は2024年に千葉県や横浜市で起きた「闇バイト」による強盗事件の指示役で関わったとして逮捕・起訴されている。同庁は、2人が同時期に、闇バイトで募った受け子らを使って詐欺事件を主導したとみている。

 発表によると、2人は仲間と共謀し、24年10月13日、三重県在住の70歳代女性に息子を名乗って電話をかけ、「不倫相手を妊娠させてしまった」とうそを言い、示談金名目で現金50万円を渡させてだまし取った疑い。調べに対し、いずれも黙秘している。逮捕は7日。

 2人は秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」を使い、受け子の闇バイトに応じた男らに連絡。女性から詐取した金を公園の公衆トイレに置くよう指示していた。このシグナルのアカウントは、横浜市の強盗事件で使われたものと同一だったという。同庁は詐取金が2人に渡ったとみて調べている。

 一連の強盗事件を巡っては、男らは昨年12月、千葉県市川市で起きた闇バイト強盗事件に関与したとして強盗致傷容疑などで逮捕・起訴された。その後、今年2月には、市川市の事件と同時期に起きた横浜市青葉区の強盗致死事件にも指示役として関わったとして強盗致死容疑などで逮捕・起訴されている。