【ドラレコに一部始終】走行中の車の目前に…国道で高さ9mの街灯が突然倒壊 原因は老朽化と強風
大分市の国道で、高さ約9メートルの街灯が突然根元から折れ、車道をふさぐトラブルが発生しました。激しい腐食と当時の強風が原因とみられ、大分県は県内にある街灯およそ2800本の緊急点検を決定しました。
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走行中の車4台の「中央」に倒壊
4月4日午後3時半ごろ、大分市今津留の国道197号で複数台の車が走行中、道路左側に設置された街灯が突然、倒れ込んできました。ドライブレコーダーが、その緊迫の瞬間を捉えていました。
現場は片側2車線の直線道路。映像では走行車線が車で埋まるなか、街灯は並走していた車など計4台が固まった「中央のスペース」へ吸い込まれるように倒れてきました。
倒壊した街灯は高さ9メートルで、車道を完全にふさぎましたが、幸いにも車への直撃やけが人はありませんでした。
「根元はボロボロ」老朽化と強風重なる
伊勢崇志記者:
「倒れた街灯の根元です。赤黒く変色していて、触ってみるともろくなっていて腐食していることがわかります」
原因の一つは「老朽化」です。この街灯は55年前に設置されましたが、支柱部分などが腐食していました。
もう一つの原因が「強風」です。当時、大分市には強風注意報が発表されていて、最大瞬間風速15.3メートルを観測しました。
この日の夜、県は同じ時期に設置された道路反対側の街灯についても撤去しました。
県内2800本を緊急点検へ
大分県が管理している街灯は、国道・県道あわせて7443本あり、通常は10年に一度定期点検を行っています。
今回の事態を受け、県は設置から25年以上経過し、老朽化が進んでいる可能性のある約2800本について、緊急点検を行うよう各土木事務所に指示しました。
一方、これに先立って大分土木事務所が国道197号沿いの430本を調べた結果、すでに腐食の進んでいるものが新たに2本確認されました。
大分土木事務所道路保全課 森田賢一課長:
「地域の皆様方にご心配をおかけして大変申し訳なく思っています。今後は倒壊が再度発生することがないよう確実に点検を進めていきたい」
大きな事故につながりかねなかった今回の事態。県は点検の結果次第では、撤去の可能性もあるとしています。
