純烈弟分4人組「モナキ」デビュー前から大バズリ! デビュー曲「ほんまやで…」TikTok5億回再生
歌謡グループ「純烈」の弟分として結成された4人組「モナキ」の勢いが止まらない。今月8日発売のデビュー曲「ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど」の関連動画が、TikTokで既に5億7000万回再生を突破。全国各地で行われるはずだったPRイベントも、ファンが集まりすぎるため中止となることが相次いでいる。フィーバーの真っただ中にいる4人を直撃した。(吉澤 塁)
「デビュー前で売り上げすらない僕らなのに…」。おヨネ(28)は戸惑いを隠せずにいる。先月に愛知県や福岡県内の商業施設で開いたイベントは、いずれも2000人以上のファンが集結。集客に耐えられず中止する会場も出た。ケンケン(29)は「本当に“なんでやねん”ですよ」と、デビュー曲のタイトルに絡めて率直な心境を吐露した。
純烈のリーダー酒井一圭(50)がプロデュースした「セカンドチャンスオーディション」を経て選ばれた4人。経歴は俳優や会社員などさまざまで、グループ名は「名もなき」に由来。ただ既に名前は広く浸透した。
きっかけは曲のダンス動画だった。「チーッス!」とばかりに2本指を頭上に掲げ、足をがに股に開く奇抜な踊りが目を引いた。昨今は本格ダンスで沸かせるグループも多いが、モナキはその逆。ダサいけどまねしたくなる振り付けに、SNS世代が魅了された。
酒井が「間違いなく売れる逸材」と絶賛したおヨネの存在感も人気の要因。ボブヘアを振り乱しながら激しく踊る姿は一度見たら忘れられない。「菅田将暉さんを意識していて…」と言うものの、ケンケンから「どう見ても(『おそ松くん』の)イヤミでしょ」とツッコミが入る。メンバーやスタッフが相談を重ねてつくりあげたキャラクターだ。
これ以上ない追い風を受けてデビューするが、酒井からは「調子に乗らず初心を忘れないように」とくぎを刺されている。ケンケンは「あの時の勢いだけだったと言われないよう、基礎の力をしっかりつけていかないと」と話し、地に足の着いた活動を約束した。
大きな夢を持って音楽の世界で輝くことを決意した4人。1級建築士の資格を持ち、大手デベロッパーの会社員という安定した生活を捨てて芸能界に飛び込んだサカイJr.(37)は「親孝行のためにもいつかNHK紅白歌合戦に出たい!」と宣言。おヨネも「歌謡歌手として海外フェスにも出られたら」。この4人ならかなえられるのではないかと思わせてくれる。
≪4人の個性が絶妙にマッチ≫終始笑いの絶えないインタビューだった。満腹感たっぷりで、少し胃もたれを感じる。まるでホールケーキを丸ごと食べているような感覚だった。
ケーキで言えば、じんがネームプレート。最年長で、俳優としてブレークしきれなかったキャリアから転身した経緯を持つ。「モナキ」のコンセプトを象徴するメンバーだ。酸味と色でアクセントを与えるイチゴが、グループ屈指の飛び道具のおヨネだ。フロントマンとして率先して前に出てモナキの魅力を伝えるケンケンは、味のベースとなるクリーム。そんな個性豊かな3人を冷静に支えるサカイJr.がスポンジの役割だ。4人の個性が絶妙に組み合わさり、絶妙な味わいになっていた。(吉)
◇おヨネ 1997年(平9)8月15日生まれ、大阪府寝屋川市出身の28歳。高校時代にテレビ東京系「THEカラオケ★バトル」に出場。卒業後は工場勤務しながらカラオケ喫茶で歌唱力を磨いた。オーディションは首席合格。「太鼓の達人」で段位道場9段。
◇ケンケン 1996年(平8)7月16日生まれ、福岡県出身の29歳。高校時代にジュノン・スーパーボーイ・コンテストのファイナリストとなり芸能界入り。18年に映画「花は咲くか」で主演。一度引退し元純烈の友井雄亮氏が経営する焼き肉店でアルバイトした。
◇じん 1987年(昭62)2月26日生まれ、東京都板橋区出身の39歳。11年にミュージカル「テニスの王子様」に出演。14年には戦隊シリーズ「烈車戦隊トッキュウジャー」では、志尊淳や横浜流星と共演。カラーコーディネーターと色彩検定2級を所持。
◇サカイJr. 1988年(昭63)12月8日生まれ、米テキサス州出身の37歳。千葉大工学部大学院を首席で卒業し、13年に大手鉄道会社に就職し駅舎設計などを担当。オーディション時は東京建物の副課長。特技はプレゼン、ジャグリング。
