退職の石川県職員に辞令交付 能登半島地震で妻子亡くした警察官も決断 「家族に支えられた警察人生だった」
きょう3月31日は年度末です。今年度で石川県庁を離れる県職員に退職の辞令が交付されました。
石川県では今年度、部長級12人を含む178人の職員が、定年や出向元への帰任などで退職することになりました。
石川県の山野知事は「県民のために頑張っていただいた」と労い、県を離れる職員一人一人に辞令を手渡しました。
退職する石川県職員:
「忙しかったけど充実していました。あしたからもう県庁職員じゃなくなるということで、ちょっと寂しい気もします」
「周りの人々に優しく支えられて長く勤め切れたなと、後輩にはやっぱりいろんな人の支えがあって仕事を長く続けられると思うので、楽しく支えあいながら頑張っていただければと思っています」
一方、石川県警では…
石川県警・大間 圭介 さん:
「なんか最後だなって、これでもう、警察本部も入ることがない」
能登半島地震で妻と子どもを亡くした警察官の大間圭介さん。
20年務めた警察官を退職する決断をしました。この日が最後の出勤です。
警察官を退職・大間 圭介 さん:
「警察の仕事が嫌になったということでは全くないんですけど、今の自分のこの立場だからこそできることがあったりだとか、また、自分しかできないことがあるんではないかなという思いが強くなっていった」
地震から2年。警察官としての仕事の傍らで、老人ホームなどの慰問を続けてきた大間さん。
人の笑顔に触れるうちに、残りの人生で新たなことにチャレンジしながら、ボランティア活動を続けたいといいます。
警察官を退職・大間 圭介 さん:
「最後死ぬ間際、死ぬ時になって家族に胸張って『お父さん頑張って生きたよ』って言えるようなことをしたい。この思いが強かったと思います」
最後の勤務日となった31日、10年以上警察官を務めた大間さんは、永年勤続の表彰を受けました。
警察官を退職・大間 圭介 さん:
「なんか涙出てきましたね。泣くと思わんかった。式典中もね、家族のことやっぱり。本当に家族に支えられた警察人生だったので、最後は本当に家族のことを思って式典に望んでました。まあ20年間やったけど『お父さん頑張ってきたよ』という言葉は伝えたいなと思ってます。(家族は)お疲れ様って言ってくれてるんじゃないかと思います」
警察官を退職・大間 圭介 さん:
「警察を辞めたからには、本当に家族に胸を張っていけるような活動をしたりとか、そういうことができるような人生を歩んでいけたらなと思っております」
それぞれの思いを胸に、あす1日から新しい年度がスタートします。
