『風、薫る』武士から百姓に…りんの父・信右衛門に視聴者「光の北村一輝」「今回はいいお父さんぽい」
見上愛さんと上坂樹里さん主演の連続テレビ小説『風、薫る』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)。第1週「翼と刀」の第1回が3月30日に放送され、話題になっています。
連続テレビ小説114作目となる『風、薫る』は、明治期に看護師という職業の確立に貢献した大関和さんと鈴木雅さんをモチーフにしたバディドラマ。見上さん演じる一ノ瀬りんと、上坂さん演じる大家直美の2人が、患者や医師との向き合い方に悩み、ぶつかり合いながら成長し、やがて“最強のバディ”になっていく物語。
りんの父・信右衛門を北村一輝さん、りんの母・美津を水野美紀さん、りんの妹・安を早坂美海さん。直美を見守ってきた牧師・吉江善作を原田泰造さん。“鹿鳴館の華”と呼ばれた貴婦人、大山捨松を多部未華子さんが演じます。
*以下3月30日放送回のネタバレを含みます。
<あらすじ>
明治 15 年、栃木県那須地域の村で一ノ瀬りんは母の美津(水野美紀さん)、妹の安(早坂美海さん)、そして、元家老の父・信右衛門(北村一輝さん)とつましいながらも幸せな日々を送っていた。
ある日、幼なじみの虎太郎(小林虎之介さん)から思いもよらない知らせが。
一方、東京では、身寄りがない大家直美がマッチ工場で働いていた。
なんとか日々の暮らしを立てていたが…。
<視聴者の声>
視聴者が注目したのは、北村一輝さん演じる、りんの父・信右衛門です。
穏やかな性格で、元家老ながら、りんが3歳の時、明治維新の前には百姓になった信右衛門。劇中では、元足軽の農家、竹内之宣(つぶやきシローさん)と気さくに会話する様子が描かれました。農作業中に句を詠んだり、夜に縁側で読書したりと知性も感じられます。
北村一輝さんは、連続テレビ小説『スカーレット』でも、ヒロインの父・川原常治を演じました。こちらは、事業に失敗して多額の借金を抱え、お金もないのに酒を飲む、という典型的な「ダメ親父」でした。
それだけに、SNSやコメントでは、
「スカーレットの常治のイメージが強いけど、お百姓さんを頑張ってるなぁ」
「かっこいい…常治と違いすぎてそわそわする 」「スカーレットを思い出す」
「今回はいいお父さんぽい」「光の北村一輝」
など、「いいお父さんそう」だと感じた人たちも。
何を大事にするか
連続テレビ小説の前作『ばけばけ』と同時代を描く上に、トキもりんも、同じく武士の娘。それだけに、トキの父・司之介と信右衛門や祖父・勘右衛門を思い出した人たちも。
「お調子者すぎる司之介(岡部たかし)から セクシーすぎる信右衛門」
「武士であることにこだわり続けた松野勘右衛門とこだわりを捨てた一ノ瀬信右衛門。良い対比。価値観が大きく変わっていく時代に何を大事にするか」
といった声が寄せられました。
時代の変化に立ちすくむ人たちを丁寧に描いていった『ばけばけ』。『風、薫る』では看護の仕事を確立した女性2人が主人公です。
「同じ時代でも立ち尽くす人、その変化を楽しむ人、様々だったんだな」
と感じた人もいました。
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『風、薫る』の脚本は吉田智子さん。主題歌は、Mrs. GREEN APPLEの『風と町』。占い師の真風(まじ)役の研ナオコさんが、語りも務めます。原案は田中ひかるさんの『明治のナイチンゲール 大関和物語』(中央公論新社刊)。
