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 ◇第98回選抜高校野球大会第10日 準決勝 中京大中京 ― 智弁学園(2026年3月29日 甲子園)

 準決勝第1試合では29年ぶりの決勝進出を目指す中京大中京(愛知)と10年ぶりの優勝を狙う智弁学園(奈良)が対戦する。

 中京大中京は背番号1のエース安藤歩叶(3年)が先発する。ここまで3試合全てに先発して19回1/3を投げて20三振を奪い、防御率2.33。高橋源一郎監督は安藤の先発起用について「ここまでやってきたスタイルで。一人では行けないので、継投で。ミーティングで先発・太田というのもあるよと提案したが、選手は安藤でいきたいと口をそろえた。覚悟はできた。ここまできたら何か新しいことじゃなくて、選手たちは今までやってきたことをどこまでやれるかということを大事にしたいんだと思ってチームの腹は決まりました」と説明。「準々決勝の光星(八戸学院光星)戦で本来の安藤の良さという指にかかったボールを感じた。智弁さんは中もさばけるし、緩急にも対応する。ボール先行ではキツいなと。ベースの幅を使ってインコースも使いながら投げてほしい」と期待を寄せた。

 また、智弁学園も背番号1のエース杉本真滉(3年)が先発。今大会は3試合登板で2度先発し、1回戦では花巻東(岩手)を完封、2回戦では神村学園(鹿児島)に延長10回完投。花咲徳栄(埼玉)との準々決勝では3回から救援で登板し、7イニング無失点リリーフで逆転勝ちに貢献した。26回を投げて21三振を奪い、防御率は0.35となっている。

 杉本対策を問われた高橋監督は「きのう、練習を終えて夕食とってから2時間半ほどミーティングをした。杉本君をどうやって効力していくんだということをみんなで意見を出し合って考えた」とコメント。「みんなで攻略していかないとどうにもならない。一人一人がどれだけしつこく、やらしく、粘り強く打撃ができるか。想像以上は必ず起こるから、もっと想像しよう。選手からはそれなりの言葉は出てきたが、それでは足りない足りないと何度か繰り返して、選手が部屋に持ち帰って。きょうの朝、バスの中で一人一人が発表して。そこのところがチーム力を出せるカラー。選手たちが考えて攻略方を練ってきました」と話した。