ドジャース・山本由伸 日本投手初2年連続開幕戦白星!WS連覇記念、金色ユニで輝く
◇ナ・リーグ ドジャース8―2ダイヤモンドバックス(2026年3月26日 ロサンゼルス)
ワールドシリーズ(WS)3連覇を目指すドジャースは26日(日本時間27日)、ダイヤモンドバックス戦に8―2で勝ち、好発進した。開幕投手の山本由伸投手(27)が6回5安打2失点にまとめ、日本投手で初の2年連続開幕白星をつかんだ。「1番・DH」で出場の大谷翔平投手(31)も初回に右前打を放つなど勝利に貢献した。
エースの役目を果たし、山本の表情はいつも以上に穏やかだった。「凄くうれしい。シーズンの一発目なので、ホッとする気持ちはある」と安堵(あんど)の言葉を口にした。
WS2連覇を記念し、帽子のつばなどが金色に輝く特別ユニホームで登板。初回1死では今季導入の自動投球判定システム(ABS)チャレンジを公式戦初体験し、キャロルへの見逃し三振のストライクがボールに覆ったが「正しい判定をしてもらえるのは僕は好き」と余裕もあった。
4回無死一塁で、WBCドミニカ共和国代表のペルドモに高めの95マイル(約153キロ)直球を右翼に運ばれ、2点の先制を許した。ただ、ここから本領を発揮した。「しっかり切り替えて、次に向かっていけた」とその後は2者連続三振を奪い、3人で片付けた。味方が逆転してくれた直後の大事な6回も3者凡退。本塁打後は1人の走者も許さず、6回を投げ切った。日本勢で開幕投手として2勝目は00、03年の野茂英雄以来2人目で、2年連続勝利を挙げたのは初の快挙だった。
昨秋のWSは「中0日」登板含む3勝を挙げてMVPに。わずか4カ月足らずのオフだったが、11月下旬から練習を再開し「少し増えました」と計画的に約3キロの増量に成功した。下半身はややがっちりした印象になり、今春最多の95球を投げても最速97・4マイル(約157キロ)を計測した球威が衰えることはなかった。日本投手初のサイ・ヤング賞受賞の期待がかかり「もっといい姿を見せられるように頑張りたい。いつも大切にしていることを変わらずやっていけたら」と慢心はない。
デーブ・ロバーツ監督は「良い内容だった。内外角を広く使い、球速を変えながらうまく投げていた」と変わらぬ期待を口にした。98〜00年のヤンキース以来、史上3球団目のWS3連覇に挑むシーズンの船出を、エースが白星で飾った。(柳原 直之)
