お金持ちになりたい人が減少した令和…資産数百億円の超富裕層が教える、平均的な生活では知りえない「現状に満足する人」と「億万長者」との決定的な差
「お金持ちになりたい」「大成功したい」――かつて当たり前だったそんな野心は薄れつつあるようです。マイナビの「2024年卒 大学生就職意識調査」によれば、学生の就職観のトップは「楽しく働きたい(38.9%)」であり、近年は「個人の生活と仕事を両立させたい」という声も年々増加しています。ガツガツ稼いで大金を得るよりも、そこそこの収入でプライベートを充実させたいと考える人が増えるのは、娯楽が安く手に入る現代では自然なことでしょう。しかし、独自のコミュニティ形成で数百億円の資産を築き上げた超富裕層の嶋村吉洋氏は、その現状維持の姿勢に警鐘を鳴らします。「高級車はいらない」「今のままで十分」と満足している裏で、どれほど大きな人生の可能性を減らしてしまっているのでしょうか? 同氏による著書『人生100年時代を生き抜くための億万長者のコミュニティ資本論』(プレジデント社)より、「本当の豊かさ(選択肢)」の正体と、夢を叶えるためのマインドセットに迫ります。
お金持ちじゃなくても幸せになれる時代?
最近、「お金持ちになりたい」という意欲を持つ人が減ってきていると言われています。たしかに、現代はお金がなくても幸せになれる時代なのかもしれません。
スマートフォンが1台あれば無料で楽しめる娯楽はたくさんありますし、コンビニでも美味しいものが安く手に入ります。高級車や大きな家がなくても、特に不便を感じることはないでしょう。
平均的な人たちにはできず、億万長者にはできること
しかし、少しだけ視野を広げてみてください。もし、世界中の行きたい場所に、行きたい仲間と、行きたい期間だけ行くことができれば、それはとても楽しいことだと思いませんか? 安全で快適な生活を送るには、最高級のレストランや高級車、豪邸といったものが、大きな可能性を秘めているはずです。
私は何も、高級なものだけが良いと言っているわけではありません。億万長者と平均的な人たちの決定的な違いは、「選択肢をどれだけ持っているか」だと考えています。億万長者の人たちは非常に多くの選択肢を持っていますが、平均的な人たちの選択肢はとても少ないと思うのです。
では、この選択肢の数の差はどこから生まれるのでしょうか? それは、長年の習慣によって身についた「考え方の癖」だと私は思います。
億万長者は「どうしたら実現できるか」を考える
私たちは長年かけて身体の癖を身につけてきました。たとえば、鉛筆を右手で持つか、左手で持つかという癖と同じように、考え方にも癖があるのです。それは「成功する考え方の癖」と「成功しない考え方の癖」です。
右利きと左利きに優劣や良し悪しがないのと同じように、これらの考え方の癖にも優劣や良し悪しはありません。ただ、あなたが求めているものに対して、その癖が効果的かどうかの違いだけなのです。この考え方の癖を長年にわたって変えてきた結果、私は気がつけば長年の夢だった映画製作に関わることができるようになりました。
私が平均的な人たちに「これからは映画製作をしたい」という話をすると、「そんなの無理だよ」と言われることがほとんどです。しかし、億万長者の人々に同じ話をすると、「どうやったらそれを実現できるか考えてみよう」という前向きな答えが返ってきます。
コミュニティや環境を変えることで、考え方の癖が変わり、自分自身の限界も変えることができます。ビジネスも人生も、本当はもっと想定外のことであふれ、たくさんの可能性を秘めているはずです。
私たちは、自分の考え方の癖を変えることで、無限の可能性に満ちた人生を手に入れることができるのです。
嶋村 吉洋
実業家/投資家/映画プロデューサー
