「若手は査定無視で賞与満額、昇給はベテランの倍以上」早期離職を恐れ若手優遇で暴走した会社の末路【後編】
早期離職を恐れるあまり若手を優遇しすぎた結果、社内の秩序が完全に崩壊してしまったという30代男性からの投稿。
前編では、かつて「昭和の町工場」のようだった職場が極端な若手優遇へと舵を切り、定時内すらまともに働かない若手がやりたい放題になっている現状を紹介した。さらに会社は、そんな若手たちの離職を防ごうと、信じがたい優遇策を連発する。
ベテラン勢は「ふざけるな!もう知らん!」
「『奨学金の補助』『30歳以下限定で家賃補助を出す』『入社3年目までは月一で上層部と面談をし、不満を言う環境を作る』などです」
これだけならまだ手厚い福利厚生と言えるかもしれないが、給与面での扱いはどう考えてもやりすぎだった。
「さらにこれに加え『賞与は若者は査定は無視して満額以上出る』『昇給も40歳以上の人たちに比べ、倍以上上がる』という優遇も始めました」
ベテラン世代は、少しでも査定が下がれば平気で賞与を10万円以上も減らされてきた苦労を知る世代だ。この露骨すぎる特別扱いに、ついに堪忍袋の緒が切れた。
「その苦労を経験してるため『ふざけるな!もう知らん!』となり、仕事を若者に教えると言うことがとても適当になりました」
以前は「会社に貢献しよう」と思っていた人たちも、「もう何を言っても目をつけられそうだし、頑張ったところで若者よりお金がもらえないからもう頑張らない」と完全にサジを投げてしまった。
品質が悪化して「緊急事態宣言」
若者は舐め腐り、ベテランは教えることを放棄した。現場の士気が地の底に落ちれば、当然そのツケはダイレクトに品質へと回ってくる。
「それは製品の品質にまで影響を与え出し、過去にないくらい不良が出るようになりました。若者もベテランも適当になると言う状況です、当然の結果です」
「緊急事態宣言」がでました。しかしこんなことしても無駄です
恐ろしいのは、現場がここまで荒れ果てているにもかかわらず、会社側が「なぜこんなに不良が出るのか」という根本的な原因にまったく気づいていないことだ。
「何も知らない会社から品質が悪すぎると『緊急事態宣言』がでました。しかしこんなことしても無駄です、皆やる気がないのですから」
トンチンカンな号令をかける上層部に対し、男性の視線はとことん冷ややかだ。
「このままうちの会社は進んでいくでしょう。どんどん品質は悪くなり、知識がある人、意欲がある人は消えていくと思います。多分もうダメです」
ここまで内部がガタガタになってしまっては、立て直すのは至難の業だろう。
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