【3/27まで間に合う】FOD無料や利回り12%超も!「3月株主優待」神拡充&新設の激アツ銘柄

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いよいよ1年で最も「株主優待」が盛り上がる3月末が迫ってきた! 各社が「ファン株主」の獲得に本腰を入れる中、なんと今年2月だけで30社もの企業が優待の“新設”を発表。まさに優待ラッシュの様相を呈している。

さらに今年は、既存優待の「神拡充」も止まらない。「動画配信サービス『FOD』3ヵ月無料視聴」や「番組観覧(抽選)」をぶち上げたフジ・メディア・ホールディングス(4676)や、優待獲得のハードルを一気に300株から100株へ引き下げたJR東日本(9020)など、思わず飛びつきたくなる魅力的な発表が相次いでいるのだ。

本記事では、数ある3月銘柄の中から「本当においしい」優待新設・拡充銘柄を厳選してご紹介。今年度分の権利を獲得できるリミットは「3月27日(金)」。まだ間に合う注目銘柄の最終チェックに、ぜひ役立ててほしい!

【優待新設】今年スタートの超お得銘柄3選

◇初回は条件なしで年1万円分! 「リンクバル」

「街コン」やマッチングアプリで男女の出会いを強力に後押しするリンクバル(6046)。

リンクバル(6046)は’26年3月に株主優待制度を新設。毎年3月末・9月末時点で1000株以上を半年以上継続保有する株主は、Amazonギフトカードなどに交換できる「デジタルギフト®」が5000円分(年間1万円分)もらえる。

制度導入初年度となる’26年3月分の優待では、継続保有の条件が「免除」されるため、’26年3月末時点で株主になっていれば優待を獲得可能だ。

◇電子マネー年3万円分! 「LIFULL」の優待

テレビCMでもおなじみ、日本最大級の不動産・住宅情報サイト『ホームズ』を手掛けるLIFULL(2120)。

LIFULL(2120)は’26年9月から株主優待制度を新設。毎年3月末・9月末時点で4000株以上を1年以上継続保有している株主は、「電子マネー」と「LIFULLグループのサービス利用特典」、2つの優待が受けられる。

優待額は「電子マネー」だけでも年間3万円分(1万5000円×年2回)。’26年3月6日の終値(212円)で計算した優待利回りは3.54%、予想配当金も含めた想定利回り(配当+優待)は約6%だ。

物件の賃貸や購入などでLIFULLグループのサービスを利用した場合、キャッシュバックや数十万円単位の割引特典もあり、優待利回りは跳ね上がる(一部条件あり)。

初回である’26年9月分の優待については、継続保有期間の条件が1年以上から半年以上に「緩和」され、’26年3月末時点から4000株以上を継続保有していれば優待を獲得できる。

◇優待利回り5%超え! 「駅探」のデジタルギフト

通勤や旅行など、日々の移動でお世話になっている人も多い経路検索サービス『駅探』を展開する駅探(3646)。

駅探(3646)は’26年3月に株主優待制度を新設。毎年3月末時点で500株以上を1年以上継続保有する株主は、Amazonギフトカードなどに交換できる「デジタルギフト®」が1万円分もらえる(’26年3月6日の終値〈398円〉で計算した優待利回りは5.03%)。

なお、初回’26年3月分の優待については、特例として「1年以上継続保有」の条件は適用されず、「’26年3月末日から9月末日まで半年の継続保有」で5000円分の「デジタルギフト®」を獲得できる。

【優待拡充】利回り激増&条件緩和の4銘柄

◇FOD無料が追加! 「フジ・メディアHD」の優待

『フジテレビ』を筆頭に、メディアや都市開発事業など多角的にビジネスを展開する巨大メディアグループ、フジ・メディア・ホールディングス(4676)。エンタメのプロ企業ならではのワクワクする優待が、今回さらにパワーアップした。

フジ・メディア・ホールディングス(4676)では、毎年3月末・9月末時点で100株以上を保有する株主を対象に株主優待を実施。

100株保有の場合、前回までは3月末株主に「株主優待冊子」(『鴨川シーワールド』など自社グループのレジャー施設や宿泊施設で利用できる割引券)と「QUOカード」(1000円分)、9月末株主に「オリジナル手帳」が進呈されていた。

’26年3月分からは優待内容が拡充され、新たに動画配信サービス『FOD』のスタンダードプラン3ヵ月無料視聴(月額1320円×3ヵ月分=3960円相当)とフジテレビバラエティ番組観覧(抽選)が加わった。

◇投資額30万円台に! 「JR東日本」の拡充優待

首都圏の交通インフラを支える超ガリバー企業、JR東日本(9020)。不動産や『Suica』などの金融ビジネスまで幅広く手掛ける最大手だ。

JR東日本(9020)は、毎年3月末時点の株主を対象に株主優待を実施。これまでは《300株》以上保有する株主を対象に、JR東日本グループの施設などで利用できる「株主サービス券」と、JR東日本営業路線内の運賃・料金が4割引になる「株主優待割引券」を進呈していた(※100株以上を2年以上継続保有する長期保有株主には「株主優待割引券」を1枚追加発行)。

今回’26年3月分からは「株主サービス券」の対象を《300株》以上保有する株主から《100株》以上保有する株主に引き下げ。優待獲得に必要な投資額も30万円台まで下がり、優待を受けやすくなった。

あわせて「エキナカコンビニ『NewDays』でのお買い物がいつでも5%割引」などのメニュー新設、一部既存メニューの割引額アップ・対象拡大なども行われ、「株主サービス券」自体の魅力も向上している。

◇想定利回り10%超! 「ノジマ」の超お得な優待

関東エリアにお住まいなら、デジタル家電専門店『ノジマ』の青い看板を見たことがあるはず。キャリアショップ事業なども好調なノジマ(7419)の自社店舗ユーザーなら見逃せない優待拡充だ。

ノジマ(7419)では、’26年3月分から株主優待制度を大幅に変更(拡充)。優待額のアップに加えて、長期保有するほど有利になる制度に刷新された。

変更後の制度では、300株以上を2年未満保有の場合、『ノジマ』での買物代金の最大10%(上限1000円)が割り引かれる「株主優待割引券」が15枚(年間30枚)もらえる。割引券なので使うには出費を伴うが、もともと買う予定だったものにうまく利用できれば、お得に買い物ができる。

300株・2年未満の保有で、年間最大3万円相当の優待を受けることができ、’26年3月6日の終値(1114円)で計算した優待利回りは8.98%。予想配当金も含めた想定利回り(配当+優待)は10%を超える。

さらに9月末時点で300株以上を2年以上5年未満保有する株主には、『ノジマ』での買い物で1ポイント1円として使える「ノジマポイント」が5000円分。3月末時点で300株以上を5年以上保有する株主には5000円相当のカタログギフトも上乗せされる。

継続保有期間の条件を満たせばこれらすべての優待を同時に受けられるため、長期で保有するほど有利だ。

◇利回り12%超え! 「ランシステム」驚愕優待

ランシステム(3326)は、複合カフェ『自遊空間』を運営する会社だ。’22年6月に複合カフェ『快活CLUB』事業を展開する紳士服大手「AOKIホールディングス(8214)」が過半の株式を取得し、AOKIグループの傘下に入った。セルフ精算システムなどの開発に強みがあり、「セルフ化(無人化)システム」の外販も行っている。

ランシステム(3326)では、毎年3月末時点で100株以上保有する株主を対象に株主優待を実施。「自遊空間優待券(6時間無料券)」「QUOカード」「デジタルギフト®」の中から1つを選択できる。

’26年3月分からは、1年以上継続保有する株主を対象に優待額が1.5倍にアップする「長期保有特典」を導入。100株保有の場合、自遊空間優待券(6時間無料券)なら3枚(6000円相当)が5枚(1万円相当)に、QUOカードなら2000円券が3000円券に、デジタルギフト®なら2000円分が3000円分にグレードアップする。

初回である’26年3月分の優待については、新制度への移行期間として、すべての株主が「長期保有特典」の優待を受けることが可能だ。

最も“コスパ”がいいのは「自遊空間優待券」を選択した場合で、優待利回りは12.69%(100株保有・長期保有特典適用時・’26年3月6日の終値〈788円〉で計算)。「QUOカード」「デジタルギフト®」を選択した場合の優待利回りも3.81%(同)と高く、自遊空間を利用しない人にとっても魅力的な優待といえる。

【今年度分の優待獲得には「3月27日(金)」までの購入が必要】

株主優待の権利を獲得するためには、権利付最終日までに株を購入し、基準日時点で株主になっている必要がある。今回紹介した銘柄の基準日は3月末であり、’26年の権利付最終日は「3月27日(金)」だ。

※本記事はあくまで情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の勧誘や売買を奨等するものではありません。最終的な投資決定はご自身の判断で行うようお願いいたします。記事中の必要投資額、予想配当利回り、優待利回り(優待金額/必要投資金額)については、執筆時点(’26年3月6日時点)の株価(終値)および優待内容をもとに算出したものです。株価の変動や優待内容の変更により変化します。購入を検討する際には最新の情報をご確認ください。

取材・文:竹国 弘城

ファイナンシャルプランナー/ラポール・コンサルティング・オフィス代表。名古屋大学工学部卒業後、証券会社、保険代理店での勤務を経て独立。お金に関する相談や記事の執筆・監修を通じ、お金の問題について自ら考え、行動できるようになるためのサポートを行う。1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®、宅地建物取引士、サウナ・スパプロフェッショナル